【Republic of Italy episode22】あの日憧れた L’ eroica の道

こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。

実は管理人、大の自転車好きで 特に1950~60年代のイタリア製自転車にはドハマりした時期がありました。
日本のマニアもなかなかのもんだけど、欧州の「古い乗り物を嗜む」文化はケタ違いで 今でも毎年ヴィンテージ自転車のみで参加できるレースが開催されています。その中でもたぶん一番有名なレースが L’ eroica; エロイカで、トスカーナ地方にそのルートがあります。

ヴィンテージ・イタリアン自転車のファンとして、これは走るしかないだろ! ということで、スプロケとチェンが新しくなったテネレでいざ L’ eroica へ。

※この記事は、2024年11月頃の出来事を書いています。

L’ eroica の道

ちょっと今日も天気が悪いけど、フィレンツェから南に向かって エロイカのルートを探す。
Brizy が送ってくれたGPXのファイルをインストールして、それをトレースしていくんだけど 、アプリの使い方がいまいち分かってなくて、ルートの起点まで行かないとトレースが開始しない・・・

L’ eroica のGPX.

それっぽいルートを通りつつ、

スタート地点付近の村に到着。

L’ Eroica のサインボードを発見し、

Strade Bianche; 白い道 の起点を発見。無事、ここからGPXのトレースが始まった。

Castello di Brolio の脇、木々に囲まれた細い道を抜けて

シエナ県 田園風景の中を走っていく。

SC25 から

中世からつづく村を通っては、

また Strade Bianche へ。

ゆるやかにつづく丘陵線の向こうには 廃墟だったり、教会だったり、小さな村だったりがみる。

SP408 で更に南下して

“白い未舗装路” に戻る。なるほど 未舗装とはいえ、性能が現在のロードレーサーに比べれば劣る古い自転車でも そこまで走りづらくないように綺麗に整備されてるし、

シングルトラックのこの道は 往年のロードレーサーが最高に映える いい雰囲気だ。

昼過ぎくらいになって、ようやく雲間から太陽が覗き始めた。

冬は南中高度が低くて、ようやく出てきてくれた日も既に南西の空にいる。

西日を浴びるビッゴフと、なんだか枯淡なブドウ畑。

こうしてリアパニアを全部外して、スイングアームからリアカウルにかけての輪郭が露出した姿の方がやっぱりかっこいいな と思う時、やっぱりテネレはオフロードバイクなんだなと思ったりする。

エロイカのルートはずっと南の Montalcino; モンタルチーノまで至るルートもあったけど、今回は日の出てる時間も鑑みて、それよりも北で折り返し 時計まわりに戻って行くことにした。

イタリア製の美しい自転車という沼にはまった高校生の頃、そして日本で開催された第1回 L’eroica Japan に参加した2013年、
まさか本場の L’eroica をヤマハのバイクで走ることになるなんて、針の先ほども想像してなかった。

人生ってのは 舵の切り方次第でこうも大きく様相がかわってくもんなんだねぇ。

交通量はほぼ皆無、トスカーナの散居村を貫く シングルトラックをゆっくりと北上していく。

道が完全に山稜の影に落ちる頃、

おおむねルートを終えて、またフィレンツェ近郊にまで戻ってくるのであった。

ってなわけで、トスカーナののどかな田舎をぐるっと一巡りした L’ eroica のデイトリップ。
パニアを外した身軽なテネレで走るのも最高に気持ちよかったけど、いつか日本からレニヤーノを持って行って、3~4日かけてフルコースをゆっくり走るのもいいかもしれない。
夢を実現したこの旅で、新たな夢が増えていく・・・

つづく

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