【Republic of Italy episode17】Tuscany; トスカーナをゆく Pitigliano; ピティリアーノの街と Saturnia; サトゥルニアの天然温泉

こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。

適当に発見した野営地で目覚め、この日もまたゆっくりではありますが概ね北方向へと進んでいきます。

※この記事は2024年11月ごろの出来事を書いています。

Lazio → Tuscany 越州

野営地、けっこう道路に面した場所だったけど 特に何事もなく朝を迎えられた。

今日も今日とて、のどかなイタリアの田園風景を眺めながら、ゆっくりとLazio; ラツィオ州から Tuscany;トスカーナ州へと州境を越える。

長い冬に備えるためか、大量の薪をよく見かける。

Pitigliano の街

トスカーナに入ってすぐ、山道から向こう 凝灰岩の断崖の上に Pitigliano; ピティリアーノの街が見えてきた。
イタリアの「最も美しい村」のひとつにもなってる エトルリア時代にまで遡る古い街で、長らくユダヤ人コミュニティがあったことでも知られている。

地盤とほぼ同じ色の建物が乱立している様は、まるで崖から直接建物が生えているようにすら見える。

橋を渡って、

街の中に入って行ってみる。

ピティリアーノは美食の街としても有名みたいで、特に凝灰質の土壌で育ったブドウを使う Bianco di Pitigliano という白ワインが有名らしい。絶望的にワインに興味がない管理人は、こういうところを楽しめないのが致命的だなぁ と自分でも思う。まぁでも、バイク旅と酒は相性が悪い。

今日もチンクエチェントに遭遇!この子はアバルトエンブレム。

旧市街入口あたりから、街の南側に面して すらーーーっとつづくこのアーチは、Acquedotto Mediceo; メディチ家の水道橋。
16世紀に一度頓挫したプロジェクトが、17世紀に入ってメディチ家の支配のもとで完成された凝灰岩の水道橋だ。
近くの河川から街の噴水へと給水し、住民たちの飲料水供給を担っていたけど、1913年 近代的な上水道整備に伴って使われれなくなった。

水道橋の終着点である Fontana delle Sette Cannelle; 七つの泉。

かつては水道橋から水がきてたけど、今では上水道網から給水されている。

さて、旧市街に入って行ってみるが これまた雰囲気が最高だ。

東西に細長い旧市街のちょうど真ん中あたりにある、Cattedrale dei Santi Pietro e Paolo; ピティリアーノ大聖堂。
13世紀にあった古い教会が、拡張や再建を経て最終的に18世紀前半に行われた改修で現在のバロック様式の聖堂になったらしい。

素敵な土産屋が並ぶ狭い路地を、クリスマス電飾を積んだトラックが通っていく。

イノシシ料理も有名みたいで、包丁やイノシシをレリーフにした焼き物の看板がかっこいい。

 

ピティリアーノも、2泊くらいしてじっくり歩き回るに惜しくない素敵な街だったけど、そうも言ってられない。

惜しみつつ、また次の場所に出発。

街から離れる時、またこの眺望にしばらくうっとりしてしまう。

天気にも恵まれて、凝灰岩の茶色い壁面と 雲一つない青空のコントラストが気持ちいい。

Saturnia の天然温泉

さて、ピティリアーノを後にして 次ぎの場所に向かう。これもまたどこで仕入れた情報なのか忘れたけど、ここから少し北にある Saturnia; サトゥルニアという場所に天然温泉があるという話を聞いたので、別に温泉好きというわけでもないのに行ってみることにした。

温泉好きではない、と言ってみたものの パミール高原の超秘湯はじめ けっこう随所随所で温泉には足を運んでるなぁとは思う。

しばらく走って サトゥルニア近郊に着いた後、温泉らしき場所を探して彷徨うけど なんかガッツリした温泉施設みたいのしか見つからずに迷う。

結局その温泉複合施設みたいな場所から南に数百メートル離れたところに、目的の野良温泉があった。

Cascate del Mulino; ムリーノの滝とよばれるこの場所は、まるでトルコのパムッカレを超ミニチュアにしたような階段状の小さなプールがいくつも連なっている独特な温泉地なのだ。

階段最上部の滝が源泉で、水温は37~8℃と 日本人の感覚からするとややぬるい。
水着を着用すれば誰でも無料で入浴可能で、脱衣所やシャワーすぐ近くのカフェに完備されてたから 管理人もしばしお湯に浸かって体を温めた。

今日も野営地を求めて

ほかほかになったところで、また北方向へと走りだす。次の大きな目的地は Firenze; フィレンツェ。

いまいる場所とフィレンツェを地図上で結んで、寄れそうな場所に目星をつけながら進んでいく。

途中発見した、地熱発電所と展示用の巨大タービン。
この辺り一帯は Monte Amiata; アミアータ山の下に広がるマグマがかなり浅い場所にある特殊な地理条件を満たしていて、昔から地熱発電が発展してきたらしい。少し北西方向にある Larderello; ラルデレッロという場所では 世界で初めて地熱発電が商業利用されたことでも有名で、現在ではトスカーナ地方の実に3割近くもの電力がこういった地熱発電所からの供給で賄われてるらしい。

山道を走りつつ

遠くの丘の上に 素敵な村を見て

西日に照らされるトスカーナのブドウ畑の間を走り抜ける。

今日もやっぱりあて無しだから、

そろそろ野営場所をみつけなきゃ、、、

と思いつつもなかなか良い場所が見つからず、、、だらだらと Siena; シエナ県まで走ってきて、

結局次の目的地近くの駐車場の一画にテントを設営するのであった。

つづく

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