どうもこんつくは、グレートエスケープ中の管理人です。
フリギア渓谷の旅を終えて、どこかの湖で野営して ようやく更に西へとステップを進めます。
湿原の朝
朝。
地面にトゲトゲのやつがいて、気づかずに地面に手を付くとえらい目いあう。
小さな湿原だけど、沢山の鳥たちがやってきては飛び立っていくではありませんか。
テントを撤収すると、グランドシートの下に小さい蛇が寝ていた。
どうやら今は日光が嫌みたいで 地面に置くとダッフルバッグの下とかに潜り込みたがる。子供なのかな、こういう種類なのかな。
湖畔のダートを元の舗装路へと戻る。
クソ暑い日々の中、早朝の涼しい空気が肺を満たしていく。
こうやって旅をしている中で、ごくたまに訪れる表現のしようがない感動が この時もやってきた。この、いつ訪れるか分からない感動のために旅をつづけてるんじゃないかと、最近思うことがあるのであった。
Oylat の温泉へ
どんどんと日が昇っていく中、またセイトガジ方向へと戻っていく。
道脇に突然現れるセルジューク朝時代のトルコ浴場。
エスケシェヒル近郊を通り過ぎて、途中から外れて南側へ
İnegöl; イネギョルから南に広がる緑豊かな山。
そんな山道を進んでいった先に、Oylat; オイラト という小さな温泉地帯があるのだ。
ちょうど閉館時間だったので、午後の営業が開始するまで適当に周辺を散策しよう。
街のシンボルのようなカスケード状の噴水と池。
通りに並ぶ謎の像たち。中世のなにかの場面をあらわしてそう。
これはヨルダン川のBaptismを連想したけどたぶん違う。
さて、そんなこんなで午後の開館時間になったので、受付で入浴料をはらっていざオイラトの温泉へ。
コインのよーなトークンを渡され、これで入場する。
残念ながら浴室へはスマホを持ち込めなかったから、浴場の写真は撮る事ができなかったけど、大きな長方形のプールのような浴槽が真ん中にあって、それを囲むように壁にニッチが彫られていて、そこで体を洗う仕組みだった。
温度は42度くらいって感じでちょうどよく、中央の浴槽は広いから泳いでもオッケーな感じで、野営つづきだった体を一気に浄化することができた。
風呂からあがった後は、すこしだけ街の土産屋やマーケットを見て回る。
さすが温泉街ということで、石鹸とかのバス用品が沢山売られている。
このヘチマのスポンジみたいなのは日本と同じなんだな。
テント下のマーケットには、フルーツや蜂蜜、スパイスや自家製ジャムなんかが並ぶ。
最近ハマってるプラムを沢山買って昼飯にした。
その後は、メインのハイウェイに戻ってひたすら西へ西へ。
オスマン帝国時代初の正式な首都であり、その大帝国を支えたスルタン達が今でも眠る大都市 Bursa; ブルサ に辿り着いた。
またしばらく、この街を散策することにしよう。
つづく