【Republic of Kazakhstan episode 1】カザフスタンに入国 チャリンキャニオンを経て大都市Almaty;アルマティへ

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

キルギスのジルガランで野営した後、そのまま北東部の国境を越えてカザフスタンを目指します。

ここまでのルート

カザフスタンへ入国

朝、夜中降っていた雨は上がったけど依然天気が悪い。8時くらいまで太陽がでないか粘ってみるけど、一向に天気は快復しそうにないので、湿ったままテントを撤収する。雨の中の撤収は何度やっても不快なもんだ。

キルギスの、この緑が広がる風景ともこれでおさらばか。

ジルガランから国境へ向かうメイン道路への接続道路は思っていたよりきつかった。でかめの岩がゴロゴロしてる急勾配の峠を越えて、未舗装の越境道路へと向かう。

キルギスの山は奥が深すぎる。それは日本も同じだけど、とても今回だけでは上澄みをなぞることさえできなかったような気分だ。

キルギス→カザフスタンの越境は想像以上に楽だった。あまり交通量の多くない国境のせいか、あとはやっぱり日本という国籍が強いようで、荷物検査も上からちょんちょん触って終了。
キルギスからの出国→カザフへの入国で20分もかからなかったかもしれない。
ただし、あまりにもこじんまりした国境で、近づいたらもうゲートに警官がいて写真は一切撮るチャンスがなかった。

Border Information
Border Point : Karkyra-Avtodorozhnyy
DEPARTURE
No carnet
No covid
No fee
Minor inspection
ENTRY
No Carnet
No Covid
No fee
Face photo
Minor inspection

てなわけで、無事カザフスタンに入国。

道中に現れるお墓の雰囲気とかはずっと同じ。

道路の舗装状態はカザフスタンに入ってぐんと良くなる。

しばらくは天気が悪いままでけっこう寒かったけど、途中から晴れて青空が見え始める。天山山脈系の山岳地帯は終わり、すっかりとステップや平野が広がるようになる。

キルギスではマナスの像が多かったけど、カザフに入っても遊牧民英雄のスタチューは道中たくさんみかける。

Charyn Canyon

途中、Almaty; アルマティに向かう道から少し逸れて、チャリンキャニオンという有名な渓谷に寄ってみることにした。
サイト内へ入る途中、ゲートがあって入場料を求められたけど、生憎小さな国境で両替ができなかったからカザフスタンのキャッシュがない。「お金ないよぉ~ 日本からバイクで来たんよぉ~ 入れてくれよぉ~」 で、何とかなった。

サイトに到着すると、駐車場が整備されていて、ここにバイクを停めてあとは徒歩で渓谷を見て回ることになる。このバイクは、前に出会った英国人ライダーが乗っていたのとほとんど同じ仕様だから、たぶんアルマティのレンタル業者のバイクだな。

こんなバンでゆっくり旅するのもいいなぁ。狭いとこには行けないけど、なにより車中泊というのは強いなぁと思う。

さて、渓谷内を少し歩いてみる。
このチャリンキャニオンは、南西から北東にかけて約50kmに渡って広がっているけど、幅は数キロと狭くて、その一部を歩いて散策することができるのだ。

規模は米国のグランドキャニオンに及ばないけれど、渓谷の底まで下りて歩くこともできたり、臨場感や体験度では負けてない。

赤い堆積岩がむき出しになった渓谷両側の断崖と、所によって300mを越える谷がずっと延びていく景観は独特だった。

しばらく散策していると、だんだんまた天気が悪化してきて、信じられないような強風が吹き荒れてはじめて観光どこではない様相を呈してきたので、ある程度で切り上げてバイクの元に戻った。まったくほんとに海外の風はイカれてやがる。

アルマティに向かう途中、また雨が降ってきて濡れネズミ。
カザフスタンのガソリン価格は実測で RON95で だいたい253テンゲ=リッター約79円。
都心部と郊外で価格差がやや大きいような印象。

すっかり日が暮れる頃、アルマティの街に到着した。宿をとっていなかったので、適当に安宿をまわるがけっこうドミは満室で断られる。3~4件目でようやく空室に辿り着いたのだった。

つづく

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