【French Republic episode1】突き抜けるパステルカラー 南仏Côte d’Azur; コートダジュールの珠玉 Nice;ニースにて

こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。

濃厚だったらイタリアの縦断、そしてリグーリアの西進をおえて フランスへと越境。
シェンゲンの残り日数を鑑みつつ、南海岸をさらに進んで 最初の街 Nice; ニースを目指します。

※この記事は2024年12月頃の出来事を書いています。

Monaco はスルー

リグーリア海岸沿いに走って、イタリアからフランスへ越境。シェンゲン協定内だからパスポートコントロールすら無くそのまま進んでいく。海沿いには相変わらずパステルカラーの綺麗な街が点々としてる。

少し走ったところで、海岸線の向こうに Monaco; モナコが見えてきた。

Monte Carlo; モンテカルロの海岸。
モナコはこの前通ったバチカンに次いで、世界で2番目に小さい主権国家で フランスとの国境線は約5.5km、海岸線も3.8kmしかない。
タックスヘイブンで有名で、居住者の3割が億万長者というとんでもない国だ。モナコグランプリのコースを走ってみようかとも思ったけど、どうもバイク旅行者がひとりで楽しむような雰囲気でもないから早々に撤収した。

丘の上に建つ Trophy of Augustus; アウグストゥス記念碑は、なんと紀元前6年につくられたものが今でも現存してる。

モニュメントのすぐ近くに建つ 1777年完成のバロック様式教会 Église Saint-Michel de La Turbie.

 

なんてことのない単廊の小さな教会でも、バロック建築はこの絢爛さ。

La Turbie の丘を下りて

すこし西に進んでいくと、

ほどなくして フランス最初の大都市 Nice; ニースに到着した。
ニースではうまいこと頼り先がみつからず、ドミ部屋のホステルに投宿。めちゃ高を予想してたけど、案外12€くらいで泊まることができた( といっても、中央アジア~コーカサスの感覚だとそれでも十分高い )。西欧の大都市、特に地中海沿いのジェノヴァやニース、マルセイユなんかはバイクの路上駐車がかなり不安だけど、割と安心して駐車できる環境&荷物のストレージもある宿だったから助かった。

Nice の街

翌日、ニース旧市街をまた適当に歩き回ってみる。

クリスマスツリーが飾られたPlace Masséna; マセナ広場.

Fontaine Miroir d’Eau; 水鏡の噴水にも別のツリーが反射してる。

アポロン像が中央に立つ Fontaine du Soleil; 太陽の噴水.

放射状に広がる路地に入って行ってみる。

いまではフランス領内のニースだけど、14世紀おわりごろからは サヴォイア公国というイタリア系公爵領の一部だったこともあって、一般的にぼくらが抱く「おフランス」なイメージとは一線を画した街並みが広がってる。

フランスと一言にいっても、東西/南北それぞれだいたい1,000kmの幅がある広大な国土から 場所によって表情が全然違うのもまぁ当然ではある。

路地を南側に抜けて、

海岸沿いのコルニッシュにでた。正真正銘の” Côte d’Azur” ; コートダジュールだ。
犬を散歩する人、ランニングする人、海を眺めるカップル、みんな思い思いの時間を過ごしてる。

19世紀のオペラ劇場 Opéra de Nice.

特徴的な窓枠は  volets niçois; ヴォレ・ニソワ といって、南仏の強い日差しを遮りつつ、風を通すようにできてる。
サウジのジェッダで見たMashrabiya;マシュラビーヤ とか、イラクのバスラでみたShanasheel; シャナシール を思い出す。全く違う文化圏でも、気候条件が似通ってると似たような構造が発達する、まさに文化の収斂進化って感じ。

オペラ劇場のすぐ向かいに建つ Église Saint-François-de-Paule de Nice.

1775年に完成した ピエモンテ・バロック様式のカトリック教会で 主身廊脇にサイドアルターが並ぶ豪華な内装。

バルコニーに飾られたラクダをみつつ、

海岸沿いに沢山の店がアーケード上に軒を連ねる Cr Saleya; クール・サレヤ にやってきた。
黄土色の壁と水色のヴォレのコントラストがめっちゃきれい。

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屋根付き路商では色んな種類のソーセージとかが売られてたけど、この日はあんまり沢山出店してないようだった。
日によって、花市場だったり、骨董品のフリーマーケットだったり、色々開催されるらしい。

また路地に入って行く。

おいしそうな パン。短いフランスパンみたいのは Pain Complet という全粒粉パンだ。

路地を進む両脇には、クレヨンで塗りつぶしたようなパステルカラーの壁と、色とりどりに塗られたヴォレの窓枠が頭上につづく。

 

どこを切り取っても絵になるニース旧市街の細い路地、

 

看板ひとつひとつ、壁面の一画のディテールを見るだけでも楽しい。

路地の隙間から Église Saint-Jacques-le-Majeur de Nice のファサードが見えた。

 

1650年完成のバロック様式のカトリック教会で、相変わらずの豪華絢爛な内装。

素敵なフランスの三輪車、と思ったら NEELAM はインドの自転車メーカーだった。

ニースの名物料理 ひよこ豆のクレープ Socca; ソッカを調理・販売するフード・ヴァンならぬ フード・ヴェロ。

 

雑然とした路地をふらふらと歩いて、

Cathédrale Sainte-Réparate de Nice; サント・レパラート大聖堂 までやってきた。
1699年完成のバロック様式のカテドラルで、ニース教区の司教座がある。

白が基調の壮麗な三廊ラテン十字バシリカで、

南北に10のサイドアルターが並ぶ。

それぞれが小さい教会の主祭壇のような荘厳さ。

入口上部の木製オルガン。

カテドラルから少し北側の路地に抜けると、

 

突然サンバのコスチュームをした美女たちが踊りながら通り過ぎて行った。
全然知らなかったけど、ニースのカーニバルはすごく有名みたいで、2月にはかなり大規模な「ニースのカーニバル」が開催されるらしい。

そんな路地で発見したナイフ専門店。

そういえば、フランスといえば OPINEL の出身地だったな。
たぶん、アウトドアを趣味にする人が必ず一度はみかけるオピネル・ナイフ。価格も手ごろだから、愛好家も多いし かくいう管理人も装備に入ってる。

店内には色んな種類のナイフがずらり。

日本が世界に誇る和包丁から、フルタングのバトニングナイフ、

 

カラフルなオピネルに、見た事ないような特大オピネル、

そして日本刀から斧まで・・・

色々みてると、日本では考えないくらい安い金額でニース製のフォールディングナイフが、、、

    

レーザー刻印で名入れもサービスしてくれるということで、思わず記念に買ってしまった。

たまには、いいよね。

裁判所を通って、

旧市街北側の Avenue Félix Faur; フェリックス・フォール通りに出た。
西日になってきた街を路線電車が走る、いい雰囲気。

Lycée Masséna という、とても高校には見えないような校舎が北側に見える。

青いモトベカンのモペットと、小さなワークショップには赤いピアッジオ、チャップマン・スティックを演奏するおじさん。

褪せ具合が最高な看板と、レバー~グリップのラインが素敵なママチャリ、

たまたまみつけた骨董品屋には

収集癖に刺さるもんがずらり・・・

旧市街北側にやってくると、

肉屋やスパイス専門店が並ぶ場所をみつけた。

シナモンやハッカクにしょうが?色とりどりのスパイスに、オリーブも色んな種類がある。

ちょっとトルコのバザールにも似たような雰囲気の店には、

瓶詰のスパイスや岩塩、

測り売りのドライフルーツなんかも売られていた。

Place Garibaldi; ガリバルディ広場.
イタリア統一の父だけど、ニース出身ということで 彼の像が建ってる。

また別の路地を歩いて南西側に戻って行って、

またマセナ広場に戻って来た。

ってなわけで、”コートダジュールの女王” ニースのとりとめのない徘徊記録でした。

つづく

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