【Kyrgyz Republic episode 6】首都Bishkek;ビシュケクへ到着

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

どかだかよくわからない野営地を去って、ようやく首都のBishkek;ビシュケクへ到着できそうです。

ここまでのルート

テントの生地ごしに入ってくる日が眩しい。日が差すと、だいたいすぐテント内が蒸し風呂状態になるけど、この時はずっと涼しかった。

何も食うもんがねぇなぁと思っていたら、パミールでゼーニャが分けてくれたオートミール的なやつが出て来た。ありがとうゼーニャ!

甘いお粥みたいなかんじで、腹にたまっていい。

カメムシを荷物の中から追放して、

leisurely day.

天空の道からの通行止め

不詳野営地から北への道は最高だった。標高はどんどん上がっていって、ジャケットのベンチレーターから入ってくる風が涼しい を通り越してだんだん寒い。

タジキスタンの荒々しい山岳道路に比べて、キルギスのそれは緑に覆われている。

この道路も、日本政府の協力によってつくられたのかな。

標高は3,000m を越え、見える清流は冷たく澄んでいる。

バイクは基本、寒い方が調子が良い。

飾りではない、ユルトでの生活。

たぶんこの道路の最高標高地点なのかな、ジャララバードとチュイ州の州境かもしれない。

標高は3,500m前後。冬はどれだけ厳しい環境になるだろう。

パミールを走った後は、もう景色で感動することはできないんじゃないかとか思ってたけど、まぁ杞憂だったわな。

こんなところに咲いてる花には、何か特別な力がありそうな気がする。

ユルト前でくつろぐ夫婦と、その前でおとなしく出番を待つロバ。

緑の絨毯で覆われた山間を縫う道。

キルギスこそ、漠然とした「中央アジア」を具現化してくれる場所だと 今は自身をもって言える。

まるでクジラに追い込まれる小魚のように、群体となって動く羊と山羊の群れ。

馬に乗っているのはまだほんの少年だ。そんな彼と馬を、訓練された犬が補助する。

これは、やっぱりマナスの像なのかな。

どこまでも続く、天空の道。

平原 緑の山稜 馬。

そんな道を進んでいると、長蛇の車の列が見えて来た。並んでる車とトラックをスルーして先頭まで行くと、パトカーで道が封鎖されていた。なんと午後4時までトンネル工事で通行止めだと・・・ まじか3時間以上もあるぞ。

イギリス人ライダー3人組は、カザフのアルマティでDR650をレンタルしてキルギスを走りに来たらしい。管理人とおなじく、予想外の通行止めでスタックしていた。

やることもないので、その辺を歩き回ったり川で髪を洗っていると、

伝統帽子 Kaupac をかぶったじっちゃんが水を汲んでくれと頼んできた。その代わりに写真を撮らせてもらう。たぶん魔法が使えるっぽい。

パトカーはソ連製だけど、

タイヤはピレリとヨコハマタイヤを履いていた。

管理人が到着する前から、既にビールを5本以上空けてるおっさんに絡まれる。お前、、、運転するんか、、?頼むから誰かこいつを取り締まってくれ。

ようやく封鎖が解けた瞬間、謎のポールポジションでスタートを決めるも、すぐにイギリス人ライダー達に追い越される。
下りに差し掛かる辺りから雨が強くなり、久しぶりに雨の中を走って、なんだかテンションがめっちゃあがった。たまにだと、雨もいいんだけどねぇ。

ビシュケクに近づいて、すっかり標高が下がる頃には雨が止んで、雲間から太陽が覗く。ここからビシュケクへは、特に面白みのない道を進んで、国境を越えて3泊ぶりにビシュケクに到着した。
ビシュケクでは、日本人ーキルギス人夫婦の経営するゲストハウスのお世話になる予定だ。

つづく

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