こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。
悶絶ダート登山道をなんとか上り切って辿りついた湖への入口。ここからはハイキングで湖を目指します。
Alauddin Lake 1
朝。ノンストップで8時間くらい寝ただろうか。天気は嬉しい快晴。山の天気はいつ崩れるか分からないので、晴れてるうちにスタート。
更に上は寒いかもと思ってダウン着てったけど、いらなかった。
いわゆるハイキングコースのような道はまったく整備されていないので、まじの山の中をコンパスとGPS頼りに進んでいく。
山の上から流れる清流は冷たくて、気持ちいい。
川沿いに山を上っていくと、まずは第1の湖が見えて来た。
人工的な湖岸整備が一切されていない、無垢な湖。湖畔に咲く華憐な花も注目である。
第1の湖の湖面は、緑色に輝いていた。
Alauddin Lake 2
第1の湖から、やや南西方向に更に進んでいく。
すると、右手に第2の湖が見えてくる。一番小さな湖で、あまり見応えはないけど、泳ぐんならここが一番安心かも。
Alauddin Lake 3
第2の湖から更に南方向に少し歩くと、
今度は第3の湖がすぐに見えて来る。ここが、一番大きな湖だ。
タジキスタンの山奥に突如あらわれる湖。アニマルホラーの設定的には間違いなく巨大ななにかが生息してそうな雰囲気で、絶対泳ぎたくない。
空気が薄いせいか、とにかく湖岸の花たちが美しく見える。
ここの水の色は、メタリックブルーって感じだったかな。
Alauddin Lake 4
たまたまコンパスを持ってきていてよかった。今時スマホのアプリにもあるんだろうけど、キャリブレーションがうまくいってないと誤作動するし、やっぱりコンパスはアナログのが一番。
第3の湖から今度は東方向に向かって少し歩けば、
今度は第4の湖が見えて来る。個人的な感想では、この第4の湖が一番感動した。
きっと訪れる季節とか、時間帯とか その時の天気とかによって、各々の湖はどれも違った表情に見えるんだろうけど、まぁこれも一期一会で、第4の湖はその大きさもこじんまりして視野の画角に全体が収まって、湖面の色もメタリックブルーと深い緑が見る位置によって入れ替わるような美しさだった。
きっと写真の上手な人がフラッグシップ機で撮れば、もっと素晴らしい写真が撮れるんだろうなぁ。でもまぁ自分にとっては、写真のクオリティにそこまで強い固執はなくて、その時の情景を思い出せたりすればいいかなくらいに思っている。
首をうなだれたなんともかわいらしい花。
ミツバチやスズメバチの類も、沢山みられる。
ただダラつく、穏やかな山中の午後
まるで花柄の花をそのまま具現化しような形。
タイリクヒョウモンモドキを発見した。
4つの湖を巡って満足した。川を辿って元に戻る。
近くの村の子供たち。無事、元に位置に戻ってこれたと、ちょっと安心した。
午前中の内に湖ツアーを終えたので、この日の午後はひたすらのんびりと過ごした。近くに川があると水の確保に困らないから助かる。中学生で初めて自転車の長距離ツーリングをした時に買ったモンベルの水パック。今は廃盤になったっぽいけど、すげー便利なんだこれが。
ドゥシャンベのスーパーで調達しておいたインスタントラーメンを食べてみると、、、、うまい!控えめに言っても激ウマである。パキスタンのインスタントラーメンは意味不明なくらいまずかったけど、これは日清のカップヌードルに匹敵するうまさだ。
ギター弾いたり、コーヒー飲んだりして ただただダラダラする。到底この日に来た道を戻る気にはならなかった。
夕方前になると案の定天気は崩れる。晴れてるうちに湖を回れてよかった。
雨が降ってる間はテント内に避難してPC作業なんかをしつつ、
雨があがると、昨日差し入れをもってきてくれたタジキスタン人のおっちゃんが、今度は肉じゃがみたいな料理を持ってきてくれた。ありがてぇ(再)・・・・
穏やかな午後を満喫して、就寝。
つづく