【Republic of Tajikistan episode 10】タジキスタン山中にきらめく珠玉の湖 Alauddin; アロウディーン・レイク

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

悶絶ダート登山道をなんとか上り切って辿りついた湖への入口。ここからはハイキングで湖を目指します。

Alauddin Lake 1

朝。ノンストップで8時間くらい寝ただろうか。天気は嬉しい快晴。山の天気はいつ崩れるか分からないので、晴れてるうちにスタート。

更に上は寒いかもと思ってダウン着てったけど、いらなかった。

いわゆるハイキングコースのような道はまったく整備されていないので、まじの山の中をコンパスとGPS頼りに進んでいく。

山の上から流れる清流は冷たくて、気持ちいい。

川沿いに山を上っていくと、まずは第1の湖が見えて来た。

人工的な湖岸整備が一切されていない、無垢な湖。湖畔に咲く華憐な花も注目である。

第1の湖の湖面は、緑色に輝いていた。

Alauddin Lake 2

第1の湖から、やや南西方向に更に進んでいく。

すると、右手に第2の湖が見えてくる。一番小さな湖で、あまり見応えはないけど、泳ぐんならここが一番安心かも。

Alauddin Lake 3

第2の湖から更に南方向に少し歩くと、

今度は第3の湖がすぐに見えて来る。ここが、一番大きな湖だ。

タジキスタンの山奥に突如あらわれる湖。アニマルホラーの設定的には間違いなく巨大ななにかが生息してそうな雰囲気で、絶対泳ぎたくない。

空気が薄いせいか、とにかく湖岸の花たちが美しく見える。

ここの水の色は、メタリックブルーって感じだったかな。

Alauddin Lake 4

たまたまコンパスを持ってきていてよかった。今時スマホのアプリにもあるんだろうけど、キャリブレーションがうまくいってないと誤作動するし、やっぱりコンパスはアナログのが一番。

第3の湖から今度は東方向に向かって少し歩けば、

今度は第4の湖が見えて来る。個人的な感想では、この第4の湖が一番感動した。

きっと訪れる季節とか、時間帯とか その時の天気とかによって、各々の湖はどれも違った表情に見えるんだろうけど、まぁこれも一期一会で、第4の湖はその大きさもこじんまりして視野の画角に全体が収まって、湖面の色もメタリックブルーと深い緑が見る位置によって入れ替わるような美しさだった。

きっと写真の上手な人がフラッグシップ機で撮れば、もっと素晴らしい写真が撮れるんだろうなぁ。でもまぁ自分にとっては、写真のクオリティにそこまで強い固執はなくて、その時の情景を思い出せたりすればいいかなくらいに思っている。

首をうなだれたなんともかわいらしい花。

ミツバチやスズメバチの類も、沢山みられる。

ただダラつく、穏やかな山中の午後

まるで花柄の花をそのまま具現化しような形。

タイリクヒョウモンモドキを発見した。

4つの湖を巡って満足した。川を辿って元に戻る。

近くの村の子供たち。無事、元に位置に戻ってこれたと、ちょっと安心した。

午前中の内に湖ツアーを終えたので、この日の午後はひたすらのんびりと過ごした。近くに川があると水の確保に困らないから助かる。中学生で初めて自転車の長距離ツーリングをした時に買ったモンベルの水パック。今は廃盤になったっぽいけど、すげー便利なんだこれが。

ドゥシャンベのスーパーで調達しておいたインスタントラーメンを食べてみると、、、、うまい!控えめに言っても激ウマである。パキスタンのインスタントラーメンは意味不明なくらいまずかったけど、これは日清のカップヌードルに匹敵するうまさだ。

ギター弾いたり、コーヒー飲んだりして ただただダラダラする。到底この日に来た道を戻る気にはならなかった。

夕方前になると案の定天気は崩れる。晴れてるうちに湖を回れてよかった。

雨が降ってる間はテント内に避難してPC作業なんかをしつつ、

雨があがると、昨日差し入れをもってきてくれたタジキスタン人のおっちゃんが、今度は肉じゃがみたいな料理を持ってきてくれた。ありがてぇ(再)・・・・

穏やかな午後を満喫して、就寝。

つづく

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