こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。
今回は最後の予防接種、黄熱ワクチンを接種してきたので、その様子を記載しておきます。
完全予約制なのでまずは電話で予約
黄熱はマラリアと同様蚊をベクターとして伝染する致死可能性のある感染症です。
主なベクターとなるネッタイシマカは日本には生息していませんが、上の地図で赤く塗られているアフリカと南米の熱帯地域ではウィルスを保有する蚊に刺される可能性があります。
アフリカは、髄膜炎ベルトともろかぶりですね。
水際対策としては、まず蚊に刺されないようにするのが肝要なので DEETやイカリジンの濃度高めの虫除けを塗るように習慣づけたり、T氏が教えてくれたインセクトシールドを身に纏うのが良いと思います。
※国内では30%がDEETの濃度上限ですが、国外にはもっと高濃度のものが販売されています。
しかし、どんなに対策をしても刺される時は刺されるので、アフリカへ渡航予定があるのであれば黄熱ワクチンは必須の準備といってもよいかもしれません。国によっては黄熱ワクチン接種証明であるイエローカードの提示がなければ入国を拒否されるケースもあります。
今まで受けてきた予防接種と異なり、黄熱ワクチンだけは検疫所で予約をして接種することになります。
自治体によってルールが異なるようですが、東京の場合
接種時期:渡航4週前~10日前の間
と定められています。
まずはご自身の所属する自治体のうち 黄熱ワクチン接種を管轄する場所に連絡し、諸々を確認するのがよいと思います。
東京検疫所へ
電話にて接種の予約をしたら、指定日時に検疫所に行きます。
東京検疫所は東京港湾合同庁舎の中にあるんですね。
当日の持ち物は
・収入印紙 17,680円分
・身分証明書
・予防接種カード(必要であれば)
・電話で伝えられた予約整理券番号はメモしておく
・予防接種申請書
・問診票
です。
※パスポートは結局一度も確認されませんでしたが・・・
※予防接種申請書と問診票は事前にダウンロード可能ですが、当日記入できます。
※収入印紙は合同庁舎の1階売店で購入できます。
※身分証は合同庁舎に入館する際に提示が求められます。
入館する際、「来庁者」カードを渡してくれるので、こいつを首からぶら下げてうろつきます。
また、1階の売店にて、17,680円ピッタリの収入印紙を購入しておきます。
検疫所は8階にあるので、8階の接種会場に移動。
問診票と申請書を渡してくれるので、その場で記入しました。
事前にダウンロード→印刷・記入して持参した方がスムーズかもしれません。
イエローカードの発行
管理人が接種した日は、6人ほどの人がいました。
順番を待ち、接種を終えると その場で30分ほど体調の観察があります。
黄熱予防接種後の注意事項
1. 黄熱予防接種は、病原性を弱めた黄熱ウィルスを用いた生ワクチンです。接種後少なくとも30分間は、体調の変化に注意が必要なため、所内でお待ちいただきます。
2. 接種当日の飲酒や激しい運動は避けましょう。体調がすぐれないときは、入浴しないでください。接種部位は清潔に保ち、こすったりもんだりしないでください。
3. 黄熱予防接種後一定期間は、血液を介してワクチンウィルスが感染する恐れがあります。接種後、1か月間は献血しないでください。女性の方は、2か月間は避妊をしてください。接種後1か月間は授乳を避けてください。
4. 他の生ワクチン(注射剤)の予防接種を受ける場合は、27日以上間隔をあけてください。また、接種後1か月以内に医療機関を受診する際は、黄熱予防接種を受けたことを医師に伝えてください。
5. 接種後5~10日間に、4人に1人程度の割合で、接種部位の発赤や腫れ、全身倦怠感、発熱、頭痛、筋肉痛、背部痛、発疹(蕁麻疹)等がみられることがあります。これらの症状は通常5~10日中におさまります。高熱、けいれんなどの強い症状が出たり、上記の症状が持続する場合は、近隣病院を受診し、医師の診察を受けるとともに、下記の連絡先にお電話ください。
接種後に渡される注意事項の記載は上のようになっています。
そしてこちらが発行された
予防接種または予防薬の国際証明書
通称 “イエローカード” です。
以前はイエローカードの有効期限は接種後10年間でしたが、2016.7から「生涯有効」となりました。
つまり 一生大事に持ってろ ってことですね。
➡【黄熱予防接種証明書が生涯有効に!!】
既に発行済の「予防接種カード」にも 黄熱の追記をしてもらえるので、必要であれば接種時に提出しましょう。
まとめ
これにて、全ての予防接種を終了しました。
完全な偏見だったんですが、黄熱ワクチンはさぞ太い針で痛いんだろうなぁ と思っていたら、全然痛くありませんでした。
痛さランキングでいうと間違いなく下位です。
先生がうまかったのかな。