【Republic of Italy episode11】Abruzzo の山奥へ

こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。

ポンペイとナポリの観光を終えて、泊まらせてもらっていた Adele と Emiliano の家からお暇し、また次の場所へと進んでいきます。

Abruzzo へ

懐っこい Aria と、

ちょっと臆病だけどしぐさが可愛すぎる Rossela にも別れを告げて、

もらったステッカーをスクリーンに貼って、お土産にもらったコルネット・ロッソをタンクバッグ裏にくくりつける。

Emiliano は既に仕事に出てしまっていたから、お別れを言えなかったのが残念だけど Adeleに礼を言って 出発。

さて、Adele は、WIMA; Women’s International Motorcycle Association というグループに所属していて 彼女が管理人の情報をグループに共有してくれたことで、イタリア各地から 「うちの街に来たら 寄って行ってね!」というオファーが大量に届くこととなった。
こんなに素晴らしい展開はまったく予想してなかったけど、これもブルガリアでたまたま出会った英国人ライダーが教えてくれた情報がなかったら起き得なかったことだし、ほんとに旅ってのは偶然の連続でおもしろい。

加えて、インスタでもイタリア人ライダーの間で情報が拡散して また別方面からも沢山DMがとどく。
既に通り過ぎてしまった街から、北部の今後行くかもしれない街から、色んな場所からのオファーでもはや覚えきれない中、ポンペイのすぐ近くから連絡をくれた Stefano と道中のガソスタで会うことができた。

Stefano のテネレ。デュアルタンクの World Raid モデルだ。オーリンズのステダンがメカメカしくてかっこいい。

給油したガソリン代を払ってくれた上に、素敵なお土産まで持ってきてくれた。
本当に感謝である。

Stefano とはガソスタ併設のカフェでしばらく旅とバイクの話をしてお別れし、そのまま北へと進んでいく。

旧Agipのロゴ、 Eni のガソスタ。
イタリアを走っていると、小さい頃から憧れていたオートモービル系のブランドが、普通に街中に点在していてテンションがあがる。
車もバイクも自転車も、管理人の青春はかなりイタリアンブランドに占拠されていたと思う。

天気は曇天、北東方向へと走って Molise州から Abruzzo州へと跨いでいく。
丘のふもとの小さな街々はどれも美しくて、「イタリアの美しい村」に登録されている 中世の面影を残した石造りの古い村が沢山ある。イタリアの素朴な原風景が一番保存されてる州なのかもしれない。

州土の1/3近くが国立公園や自然保護区に指定されてるアブルッツォは イタリア最後の秘境と呼ばれるほど山がちで険しい自然に満ちてる。

たまに見かける柿の木。16世紀以降に日本との貿易でヨーロッパに渡ったらしい。イタリア語でも KAKI が外来語として定着してる。

この日は、Adele の WIMAの友人 Federica とその仲間たちが集っているキャンプに合流させてもらうことになっていた。
Abruzzo のほぼほぼ中央やや東寄り、Federica から送られてきた位置情報へと向かう。

Abruzzo の山中にて

シングルトラックの細い山道を進んでいった先で、

御一行と合流。

テントを張って、

食事に参加させてもらう。
チーズ・肉・ポテト・・・ アブルッツォの典型的なおつまみフードを楽しみながら焚火を囲んで温まる。

とくにこのてるてる坊主みたいなチーズを溶かして、肉と一緒に食べるのが最高にうまかった。

そんな感じで夜はふけ、眠くなった人からテントに入っていくという自由スタイルを察した管理人も、ぼちぼちのところでテントに撤収するのであった。

つづく

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