こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。
リラ国立公園内の某地で野営した翌朝、ここらに点在する高山湖のひとつを訪ねてみることにしました。
ここまでのルート
名も無き湖へ 汗だくハイク
大型肉食獣との遭遇もなく、無事に朝を迎えることができた。
コーヒーだけ飲んで、早々に撤収しよう。
基本はSOTOのガソリンストーブを使うけど、本当に面倒な時はやっぱりOD缶が便利。
重いけど、どんなコンディションでも朝まで抜けずにテンションを支えてくれる鍛造ペグは やっぱりいい。
撤収が完了した後、少し道を戻ったところから 脇のハイクコースを歩いてみることにした。
ここまでやってきたダートの南側に 小さな湖が沢山点在しているから そのうちのひとつにせっかくだし行ってみよう という気を起こしたのだ。が・・・
最初はこの木製のややアバンダンな遊歩道があって 湖まで簡単に辿り着けるものかと思っていたけど、、、
道はだんだんと藪に包まれ、
壊れた橋を渡って、
完全に森の中に・・・
何度か迷いつつ、なんとか上へとつづく道を発見する。クマと遭遇しないことを願う。
その後も、ハイクというよりは登山に近いような道を1時間くらい上っただろうか、
こんなつもりじゃなかった・・・ と思いながら
ようやく視界がパっと開けたところに出る。そしてそこから更に上っていくと
ようやく湖に辿り着くことができた。
「名も無き」と書いたけど、実際には名前があるはずで ただ1年以上前に訪れたこの湖の位置情報を地図上に記録しておかなかったせいで、どの湖だったのか 今では分からなくなってしまった。
標高は約2,400m この湖含め この辺り一帯に点在している湖はどれも氷河起源湖といって 氷河の浸食でできた窪みに氷河が溶けた水が溜まってできた湖ということらしい。
リラ国立公園で一番有名な「Rila Seven Lakes; リラの7つの湖」に比べると 圧倒的にアクセスが悪い。
観光整備もほとんどされていないから、いろいろと自己責任だけど その分人もいないし手つかずの自然を味わえた気がする。
たいがい湖を満喫したら、また来た道を戻る。
帰りは下りだからだいぶ楽。まるで炎が燃えているような見た目の枝つきをした松の生い茂るブッシュに入って行く。
ずいぶん高くまで上ったもんだ。はるか遠くにこれから戻る細い道が見える。
岩山部分から、森を抜けて ようやく”壊れた橋” まで戻ってきた。
メインルートへ復帰
想定外に時間をつかってしまったし、上るのけっこうきつかったけど、まぁ行ってよかった。
朝はちょっと曇ってた空も突き抜ける快晴。
フラットダートを西側へと進んでいく。
高原パートから森の中に入って、
紅葉のトンネルを抜けて、
舗装路まで戻って来た。
見ようによっては、ただ行って戻って来ただけだけど、ブルガリアの秋を全身で感じられるいい道だった。
ギリシア国境へ向けて南下
リラ国立公園へと延びるを西に戻って、南下する国道へと抜ける。
ブルガリア南西部の端っこの
通りがかりの小さな街にある 廃れた建物が妙にいい雰囲気だったり、
なんだか煙臭いなと思って止ってみた一画には、
屋根の上から倉庫の奥底までびっしりとスクラップの詰まった謎の店(? 家?) があったり、
豊かな丘陵の麓には 赤屋根の街が広がっていたり、
そんなこんなで、あっという間に西日の時間。
今日はギリシアとの国境直前にあるキャンプ場に向かう。
小型のセスナが2台・・・止る民家に、
ブルガリア特有の瓦切妻付石塀がつづく小さな村。
無事、キャンプ場にチェックインすることができた。
さっそくかわいいサビにゃん太のお出迎えで 1日の疲れが癒える笑
つづく