こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。
コプリフシティツァの街を後にして、さらに北側 バルカン山脈の内部へと侵入していきます。
トロヤン峠の頂上 Arch of Freedom
小さな町をいくつも通り過ぎる。
バルカン山脈はセルビアとの国境から黒海沿岸部までブルガリアの中央部を東西に走っていて、この辺りは中央バルカン国立公園の領域内に近い。
途中から35号線にのって、どんどんと標高をあげていく。
山の斜面につづく細い道を何度も折り返して峠の頂上へと向かっていくと、
この道の頂点、Troyan Pass; トロヤン峠(またの名を Beklemeto; ベクレメト)に超巨大なコンクリートのアーチ型モニュメントが建っている。
風が凄まじい!
標高は約1,525m なかなかに寒い。
モニュメントの高さは35mもあって、装飾が少ないシンプルな構造ながら 近くで見上げると圧巻の存在感だった。
トロヤン峠から、中央バルカン山脈鞍部の眺め。
このモニュメントはブルガリアの”2つの解放”を記念している。
ひとつは、1878年露土戦争におけるロシア帝国によるオスマン帝国からの解放、
もうひとつは、1944年 9月9日革命におけるソビエトによるナチスからの解放。
当時のロシア兵やソビエト兵の姿がアーチの基部に彫られている。
モニュメントを心行くまで見たら、ふたたび道に戻る。
この日はコプリフシティツァの観光で既にかなり時間が経ってしまっていたので、そろそろ野営場所を探さなきゃならない。
西日がさす山の斜面をすこし下りて行って、
途中未舗装路がつづく側道へと進んでみる。
しばらく進んだところで開けた場所を発見。
テントを張って落ち着く。ロケーションは最高よりの最高だ。
10月という時期と、バルカン山脈内であることから クマやオオカミとの遭遇の可能性は極めて低いながらゼロではない。
まぁそういうのは運が99%だと思ってるけど、それなりに対策をして就寝。
つづく