【Republic of Bulgaria episode 1】ブルガリアに入国

こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。

長かった長かったトルコ編、
これだけ長居しても、おそらくトルコの深淵の1/100も覗けていないと思う。
確かに国土がでかいというのもあるけど、その広大な国土に無数に点在する考古学的な遺構、オスマン帝国の栄光に根差した多くの街や建造物、そして山岳河川から砂漠、そして海に至る豊かな自然  全てが重なって押し寄せて来る国だった。

ここまでのルート

エディルネを出発

朝、近くのパン屋で朝食を調達。

エディルネの宿では、イングランドからKTM乗りのEddy 、同じくイングランドから、自転車旅行者の Oliver と一緒だった。

彼らはこれからイスタンブールに向かうので、逆方向だ。
Eddy とは、この更にずっとずっと後 再会することになるのだが、、、それはまたその時の記事で。

Back on the road again.

エディルネの街を去る時に、街のややはずれにあるブルガリア正教会に寄る。
1880年 Sveti George Church.

トルコから、ギリシャに向かうか ブルガリアに向かうか、ギリギリまで決まっていなかったのだけど、この時既に10月にはいろうとしていたので、緯度を考えて先に北側のブルガリアにしよう という適当な理由でブルガリアの国境へと向かう。

ブルガリアに入国

エディルネからブルガリア国境はわずか 20kmほど。
北西に少し走るとすぐに国境に到着した。

と、ここで問題発生。
なんと滞在ビザの期限が既にきれていたのだ・・・
2日間の超過滞在で約6,000円のペナルティをくらってしまった。

とはいえ、その他は荷物検査すらなくすんなり出国。
トルコが意外にもしっかりと日数計算してペナルティ課してくるところにちょっとビビったけど、まぁ万事オーライ。

そして、ブルガリア入国ゲートへ。

ブルガリアの入国で問題になるのは、国際自動車保険証明書 通称 ”グリーンカード”の取得だ。
通常、各国の強制保険は入国時に、国境のブースで買ったりするけど ヨーロッパを中心とした国々はシェンゲン協定によって国境での手続きが無い場合が多いから、事前に各国に対応できるグリーンカードをとっておくのが一般的なのだ。
*ただし、グリーンカードのカバー範囲と、シェンゲン協定のシステムには全く関係はない。

最も一般的なのは、オンラインで購入しておく方法だけど 最近はとにかくどこも高い。
価格は全然均一じゃなくて、発行元の会社がある国の物価の影響をもろにうける。スイスの会社なんかに頼もうもんなら、とんでもない価格になる。
管理人は、旅の途中で どういう経緯だったかもう忘れてしまったんだけど、ブルガリアの国境に直接グリーンカードを購入できる店があるとの情報を掴んでいた。しかも安い。
なので、一度国境のブースにパスポートを没収された形で仮入国→その保険屋を探す(ちなみに、パスポート不携行で国境を通過したのはこれが初めてだ)。
事前情報はかなり曖昧で、トラックの運ちゃんなんかに聞きながら迷う事30分くらい、結局 国境を越えたすぐのところにある Kapitan Andreevo という小さな街の、かなり奥まった道の終末点に 件の保険屋を発見。

しかしここで、件の保険屋 現金しか使えないと仰せ遊ばされ奉り給われ候なので、
仕方なく一度国境へ戻ってATMへ。デビットの残高がある状態でよかった・・・

かくして、無事グリーンカードをゲット。
3カ月間有効で、価格は119Lv; レフ 当時のレートで約9,000円くらいと 他の会社に比べれば格安だ。
*ちなみに相見積したオランダの会社では、4万円近かった。スペインでも2万円ごえ。

Border Information
Border Point : Kapikule
DEPARTURE
No carnet
No covid
No inspection
Penalty 1380 TL for 2 days overstay
ENTRY
No Carnet
No Covid
No inspection
Face Photo
Green Card ; 119 Lv (3 months)
 

グリーンカードを持ってまた国境に戻って、ようやく入国完了。
荷物検査もなかった。
行ったり来たりで大変だったけど、これも国境越えの醍醐味ではある。

この日は、さっきのEddy が教えてくれた国境から少し走った場所にあるキャンプ場にチェックインした。

他に人もいなくて、広大な敷地のどこでもいいよ ってな感じでなんだか得した気分だ。

近くの丘の上を、色んな種類の鉄道が行き来するのを眺めるのが面白い。
旧ソビエト衛星国(ブルガリアはCISではない)らしい、落書きや廃れた雰囲気がいい味出してる。

途中で買っておいた鶏肉を焼いて、ご飯を炊いて、
満腹で就寝。

つづく

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