【Georgia episode16】Mestia; メスティアは めっちゃ観光地だった

こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。

ウシュグリの近く、スバネティの自然に囲まれ朝を迎え このまま同道でさらに西へと進んでいきます。

ここまでのルート

Svaneti の朝

朝。緑の丘に朝日がさして コントラストがかまびすしい。

三脚をマックスに伸ばせば、バイクやテントが結露していても寝袋を干すいい台になることに、今更気づく。

ゆーしろうがくれたシングルバーナーと、Sayaがくれたシェラカップ&マグは本当に重宝してる。

ちょっと奥の方に歩いて行ってみると、

いかにも綺麗そうな清流が流れていた。

こういう清流があったら 必ずそこらへんの石をひっくり返して裏をよく観察してみる。
すると、、、米粒かそれよりも小さいこんなような生き物たちを見る事ができた。

こいつらは、カワゲラやカゲロウ、トビケラといったややマイナーな昆虫たちの幼虫で、水質階級Ⅰの指標生物になってる。
つまり、この清流は極めて綺麗な水が流れている証拠なのだ。日本でも、綺麗な川の上流域を通りがかったら是非石をひっくり返してみてみて欲しい。

清流の傍らはまさに博物学の宝庫だ。

絶え間ない水の流れと、周辺の植生によって 沢山の両生類・爬虫類、

沢山の岩石や草花、

地衣類や菌類、

そして昆虫やその他多くの節足動物が小さな区画に共生している。

Mestia へ

野営を撤収した後、半未舗装路のような道を西へ進んでいく。

景色は相変わらず最高で、道も走りやすい。これくらいが一番ちょうどいいのかもなぁ。

定期的な崩落を整備してくれている彼らにも大変感謝。
崩落だらけの迂回もできない1本道 彼らがいなければたちまち通行止めになってしまう。

微動だにしないウシ!!

道の途中、クタイシのバグラティ大聖堂で出会ったアメリカからのサイクリスト Peter に再会!
東の道路状況を伝えて お互い健闘を祈る。

ジョージア北西部の山が、こんなに緑緑しいとは 思ってなかった。

Mestia; メスティアに近づくにつれて舗装状態はさらによくなる。

ほどなく、メスティアに到着。
ガソリンがまじでぎりぎりだったけど、ここにはガソスタもいくつもあって 思ったよりツーリスティックな街のようだ。

Mestia にて

まずはみつけた店に入って腹ごしらえ。ジョージアのシュワルマはうまい。
別皿で出してくれるチリをちょっとずつかじりながら食べるのが👍👍

メスティアの中心部は、まさにリゾートって感じで 想像してた山岳都市とは似ても似つかないものだった。
どちらかというと、ここに宿をとってハイキングで周辺に出かけるってのが この街の楽しみ方のようだ。

ライダーもけっこういた。オランダから、夫婦で旅しているライダー。
21brothers のソフトパニア、使ってる人はじめて見たな。緑に塗装されたサイドカバーがcool.

ちょっと中心を見回ったら、少し北側にある外れに移動してみる。

大コーカサスからエングリ川へと注ぐ Pushkueri ; プシュクエリ川や Mestiachala; メスティアチャラ川が南北に流れる。

ダートを進んでいくといい感じの場所にたどりついた。

それなりにハイカーたちの車が往来するので、ここで野営するかは保留にして ボトルを川で冷やしておく間テネレを停めて奥に歩いて行ってみる。

ポケモンのカラカラみたいなカラーリングのウシが、ベルをカラカラ鳴らしながら川の脇を闊歩していく。

メスティア北部からエングリ川へ源流を供給する山々。

道の奥には、どうやら建設中のようなダムがあった。
その奥にはかなり怖めな吊り橋。

吊り橋を渡ってさらに奥に行ってみるも、この先はロシア国境の Border Office があるようなので、ほどほどで引き返す。

結局、川脇の高台に上れる道をみつけて 移動した場所にテントを設営。
これで道からは見えないし増水の心配もない。

適当に夕飯を食べて、

川の音を聞きながら、暗くなるほど明確になる山稜の輪郭を360°眺める。
大して移動もしてないけど ほどよく疲れた。おやすみ。

つづく

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