こんにちは、グレートエスケープ中の管理人です。
パミールからの帰還後、ドゥシャンベでしばらくダラついた後、一度ホジャンドに戻ってMoto Festival という名のただの野外フェスに参加してきました。その後、ウズベキスタンに戻る前に、タジキスタン西部の山の中に無数に存在する湖の中のいくつかを訪問しようと思います。
ここまでのルート
横道に逸れて
タジキスタン入国直後に泳いだ Kayrakkum Reservoir. こっち側から入った方が気持ちよかっただろうな。
92/95/98 と綺麗に分けられたガソスタもある。
さて、メインのハイウェイから再びダートに逸れて、美しい湖が潜むという山中にチャレンジするが、、、
バイクハウスドゥシャンベのメンバーの前情報によると、「まぁバイクなら そんなに難しい道じゃないよ」との事だったので パミールを走りきったわけだし大丈夫っしょ と高をくくって挑む。
上っていくと、途中で現れた赤土の家と、藁を運ぶ少年たち。こういう写真が撮れた時が、けっこう嬉しい。
最初の内は、「まぁまぁ走りやすいダートだな、パミールを走りきったおれにとっちゃおちゃのこさいさいだぜ」と調子こいていたものの、
だんだんと様子がおかしくなってくる。
「ん? バイクなら難しくない? んじゃなかったのか・・・」 まじで小排気量だったら上れないんじゃないかという急勾配+でかめの小石ゴロゴロ+急カーブ とか、ってか道幅狭いし、落ちたら死ぬし!
川渡も途中で数えるのを止めるくらい沢山あるし、場所によってはふくらはぎまで浸かるほど深い上に下はぬかるみだったりでかい砂利だったり。
ここに来るまでに既に3回こけただろうか。今回はゼーニャもいないし、荷物もフル積載だから、自力でなんとかするしかない。もうここまで来たら引き返すわけにもいかんし、怯えながらひたすら進んでいく。ただ、景色はやっぱり新鮮で癒される。
どう低く見積もっても、パミールより難しいだろ! 距離が圧倒的に短いからなんとかなるものの、フル積載の大型でひとりで来る場所じゃなかった。最後、ぬたちゅるの湿地帯で4回目こけて、もうどうにでもなれという気持ちになる。
こんな場所にも、小さいを通り越して数えるほどの棟数しかない村がある。子供たちが手を振ってくれて、やや励みになる。
1,000年以上前の、ソグド人の暮らしを見ているようだ。
お、なにか建物が見えて来た、
と思ってからまたしばらくダートを走って、ようやくこの道の終着点に辿り着いた。ここは、Al’p Lager というキャンプサイト(?)で、この先の湖を訪れる際の拠点となっている。たまたま奥の建物から出て来た男に手を振ったらゲートを開けて中に入れてくれた。
早速テントを設営していると、ロッジの方に宿泊していた現地の登山家のひとがパンときゅうりとトマトとピーマンを差し入れにもってきてくれた。ありがてぇ。
もうこの日はここまでの道のりで完全にHP使い切ったので、もらった食糧を貪った後20時頃にはテント内で死ぬように寝てしまった。
つづく