【GW ロングツーリング】装備を満載して山と湖にお世話になる旅

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

未だプロレタリアート真っ最中の管理人は、なかなか連休に巡り合う事ができず、結局年末の放浪からロングツーリングに行けずでした。
ようやくゴールデンウィークに突入したので、改めて装備のブラッシュアップ兼ね、関東近郊をふらついてまいりました。
今回は新たにアクションカムを導入したため、ちょいちょい走行動画を混ぜ込んでいます。

1日目

今回は日程的にあまり余裕がなかったため、高速をつかい、まずは最初の目的地、ASAMA PARK FIELD へ向かいます。

行きは高速メインなので いきなりとうちゃーく。
そそくさとテントを張ります。

午前中は晴れていましたが、ここはもう山の麓。天気は一気に陰り 浅間山の頂上はこの世の終わりかよと思うような暗雲が遍満しています。
太古よりこの山を守護する鬼が、今もどこかに身を潜めているのでしょうか。

そうこうしていると、やはり雨が降ってきたので、タープ持ちのお隣さんのタープ下に図々しく入れてもらいます。
やっぱタープあったほうがいいなぁ・・・
でも荷物増やしたくないなぁ・・・

タープがあれば、雨でも焚火ができるんですねぇ、あったけぇ。気温は既に10℃以下に下がってきています。

ASAMA PARK FIELD には看板犬が!かわいいのぉ、秋田犬?
実家の猫が死んだばかりなので、獣に触れるとうるっときてしまう。

雨が降っていたと思いきや、いきなり日が差してぱっと晴れ間がでる瞬間も。

緊急事態宣言中のキャンプ場ということもあり、季節にそぐわぬ気温でもけっこうな来客です。
写真では分かりませんが、普通に雪が降ってきました。
まじか、5月なのに?

晴れ間を見計らってはナイフ・ノコギリ・斧をフル活用して夜に使う薪を程よい大きさに調整しまくっておきます。
スギはバトニングで全く問題なしですが、堅い広葉樹はやはり斧があったほうがいいです。
また、長すぎる薪の長さを調整するにはノコギリが必須。

なんだかんだと作業をしているとすっかり暗くなりました。
お隣さんは料理上手(?)で、いろいろと作ってくれてはそれを図々しくいただく管理人。
図々しさ万歳、なんでもない日万歳。
「キャンプ飯」に極めて関心が低いため、関心してしまいます。

腹いっぱいになった後は、残りの薪を使って暖をとります。
この時外気温0℃前後。
ご、ご、5月なのに・・・・

完全に飲みすぎで酩酊就寝。

2日目

朝、管理人の切なる願いが叶い 空は気持ちの良い快晴+筋斗雲(酔って寝てただけ)。

空の大部分の雲量は少ないのに、山峰だけ筋斗雲達が行列を成しているのはなぜだろう?

タンデムシート凍テル。

洗い物スル。

テントホス。

干したテント風で飛ばされそうだから反対側ペグダウンスル。

余った薪消費スル。

お隣さんがチョーヤクレル。

キントウン邪魔ネ。

筋斗雲いなくナル。
→ もくもくは雲ではなく噴火口からの煙です。

と、とにかく気持ちよかったので これでもかというほど無駄に時間を浪費してやる。
CHOYAは飲んでません。

ひとしきり時間を弄したら、出発。

せっかくなので「鬼押出し園」に立ち寄る。

1783年の浅間山噴火で流出した溶岩が織りなす奇怪な景色を楽しむことができるとのことですが、
バイクコスの30代おっさん、入園ゲートの隙間に身をこじらせ電子ズーム目いっぱいで入館料をケチります。

さて、鬼なんているわけない んでしょうか、どうなんでしょう?
鬼とは一体何でしょう?なぜかどの国にも同じようなファンタジーアイコンが存在し、同様に畏怖の対象であって、今となっては何某の言い訳に都合よくつかわれる。
実在とは空間的な存在のことなのか、人が認識することなのか、よくわからなくなってしまいますね。

季節柄、走っていると居住区ではそこかしこに鯉のぼりが気持ちよさそうに五月風でたなびきます。

と思いきや、こちらの鯉は死んどりますな。
まるで昨今の逆境で成長するものと、淘汰され瓦解していくものがあるかのように。

鬼押出し園のすぐ近くに「地粉そば処 みのり」があったので、一番人気の天ざるそばをいただく。
長野県だし、信州そばってことよね?
うまい!調子こいて大盛たべたもんで、眠気が。
そばを食い終わったら、いよいよ目的地を見失う。
普通はある程度ルート決めてから出発するものだろうけど、初日のキャンプ場以外ノープランで出発してしまった。
適当に地図を眺めてると、 お、佐久近いじゃん。
佐久では、小学校の頃の同級生がコーヒー屋を開いてる。まだ時間も早いし、立ち寄ること決定。

こんな感じののどかな道を走る。

そしてこちらがそのコーヒー屋さん
「珈琲談話室 まる」

 

カウンター内が店主 小学校の頃の呼び名はぷっちん、今でもぷっちん 本名も、たしかぷっちん。
コーヒー+コーヒーゼリー、うまい!
適当に近況報告をし合い、お暇する。夏は福井の恐竜博物館行こう。

その後は、こんな感じの峠を越えたりして、諏訪を目指すことにしました。
なんとなく湖に呼び寄せられる性質が人間にはあるらしい。
諏訪大社でも確かめたいことがあったので、ちょうどいい。

テネレはいいバイクです。エンジンかかんなくなって焦ったけど、こんだけ荷物積んでなおバイクの楽しさを失わずに走らせてくれる。

途中廃墟にて、食堂だったのかな?

諏訪湖にとうちゃーく。今日はここで寝よう。

さくっと設営。

 

近くにはちょうどよい机があったので、ここで夕飯にしよう。
今回は最高の重しが見つかった。

蒸らし中にその石でウィンナー切って焼く。
そこらへんに落ちてた石をまな板にするなんて汚いぞ! というそこのあなた。 確かに、きったね!
しかし昨今のなんでも除菌殺菌の風潮には辟易します。
「医師推奨」とか謳ってますが、まともな医者ならあんなもん推奨するわけないでしょう。
常在細菌叢さえか弱く、すぐに外来微生物の増殖を許す貧弱な子供たちが増えるわけだ。

ばかのひとつ覚え 焼きウィンナー+ごはん+ふりかけ。
なんかキャンプめし練習しなきゃな。

頭上ではトンビがピーヒョロピーヒョロ言いながらおれのウィンナーを虎視眈々と狙ってやがる。
と眺めていたら、カラスがトンビを勇猛に追い払うではありませんか。
いやはや恐るべきカラス。諏訪湖のカラスはハシボソカラスかな?都会のより乾いた声だった。

OGKのベース、洗い物置き場になるんよね。

やがて日が沈み、秋ならぬ 春もつるべ落としじゃねーか などとひとりでうそぶく。

先ほどまでそれなりに人気のあった湖畔から急激にひとはいなくなり、
辺りには水鳥の声と刹那の静寂と、そして水の音だけが支配する逢魔が時に。

ギィギィ
ヒョロロロ
グァーグァー
近くの茂みが擁する水鳥達の声は、どこまでが本能なのか、どこからが意思ある声なのか、
こればっかりはどんな学者にもわかるまい などと考えながら眠りにつくのであった。
というのは嘘で、スマホでテザリングして PCでYouTube みながら眠りにつくのであった。

3日目

朝、今日もすがすがしい。
ぼけーっとする間、シュラフをバイクの上で干します。

テント干す。

昨日、信号出さずに急に右折してきた軽をよけるために急ブレーキした際、くねったフロントをおさえつけてから左手の手首が痛かったのですが、
その痛みが思いのほか強い。
ここはひとつ、NSAIDsさん、お願いします。

でおめーはいつからそこにいるん?

さらば諏訪湖、さらば諏訪湖のカラス。

 

今日はとりあえず諏訪大社に行ってみます。
道中、八重桜って書いてあったと思う。

諏訪大社は諏訪湖周辺に4つあるのですが、本宮に向かいます。

ところで寺社にてよくあるこうゆうのって、後から避けてあげてるんですかね?

入り口のでかい狛犬よりも、こちらの方が古そうな阿吽。
鶴と亀が統べるとは、こういうことか。

境内にある神馬舎には木製の白馬と、銅製の黒馬が安置されています。
いろいろ天災がらみの由縁があるようですが、

なんとなーく馬の顔つきが、、、中央アジア的というか、
でもこの柄はどう見ても日本的か・・・
穿った目で見ればトルクメニスタンの国旗を連想できなくもない。

本殿側よりも、この神馬舎側に立派な大木が多いのです。

大木の根本付近に苔むすこの地衣類。

葉脈のフラクタル。
今生きている人誰も、この社殿が造られるのを見たことないんだもんなぁ・・・・

本殿は興ざめの行列。

それより、この誰も見向きもしない祠が気になる。

境内の社叢は中部地方天然落葉樹林の林相が保存されている貴重な樹叢なのだという。

確認したかった鹿の首は資料館に行かないとないようです。
それがわかったので、今日は南へ向かうことにしよう。

その前に、近くの食事処で山菜うどんと五平餅!

 

ついでに手づくりのねぎみそおにぎりもいただいて、トップケースに忍ばせておこう。

特に目的地も決めずに南アルプスが見える方向に進むものの、見知らぬ山道をあっち行ってこっち行ってがつづくので、
どうしようかどうしようかと思案の結果、結局富士山周辺の湖畔へ向かうこととしました。

天気はよし。

よい景色があれば、適当に止まりつつのんびりと進む。
やっぱり急ぎたくないよねぇ。

富士山みえてきた。

山中湖に到着。コブハクチョウがひとだかりをつくっていました。

山中湖周辺はすっかり観光地化しているようで、嫌というほど交通量も多く、これは野営スポットみつけるの無理かなぁとか思っていましたが、
素晴らしいスポットを見つけました。
ちょいと脇道はいったところ、ほとんど車も通らず、ひともあまりいません。

砂浜に下りて、今日はここで寝ることにしよう。

腐った桟橋と、打ち捨てられたボートが、よき憩いの場を提供してくれています。

こちら、軽用14インチTOYOスタッドレスなど、品ぞろえは豊富であります。

さっきのおにぎりを食って、暖かい飲み物でも飲みつつ日が暮れるのをぼーっと待ちます。

なぜか、昨今のパンデミックキャンペーンに無性に腹が立ってきます。
ワクチンで終生免疫が期待できるものなど、わずかな感染症のみなのに、
ライノウィルスが毎年変異し、毎年風邪ひくことに僅かの関心もないのに、変異株という言葉に異常反応する大衆とそれを煽る報道。
風邪で死ぬ若者なんて、当たり前のようにいままでもいたし、風邪をこじらせて死ぬ高齢者の数など数えきれないほど。
「感染対策を緩めない!」とバカのひとつ覚えでプロパガンダにもなっていないコマーシャルに美徳を感じる国民性。

このパンデミック騒ぎの本懐なんてのは、どこまでいっても観測できるものではないわけで、
待つのはワクチンの普及ではなく、
「そういう病気」として付き合っていくだけでいいという正論が浸透することでしょう。

にしても、この雲 不思議な軌道よね。

そんな心の葛藤に言葉を与えつつ、眠りに落ちるのでした。
というのは嘘で、とうとう管理人の脆弱な料金プランでテザリングを酷使したギガが上限に達し、通信制限のお知らせを受けつつ眠りに落ちるのでした。

4日目

朝、今日は雨かと思ってましたが、幸いまだ持ちこたえています。
が、雲の流れるスピードが速く、いつでも降らしたるぜ と天から声が聞こえます。

ガエルネ G-Midland 砂遊びで汚れてしまった。

朝めし

からの朝ふじ!

からの朝コブハクチョウ!

コブハクチョウは、このちょっと赤みを帯びた嘴と、その直上の黒いコブが特徴です。
コブは異性へのアピールとかなんとか説明されますが、実のところは役割不明でしょう。
世の中なんにでも意味があるわけじゃーないんよ、ええ。ツノゼミとか。

さて、撤収~

と思ったら燃料切れが近そうなので、給油~

富士山のところだけスローにしたらなんか恐怖動画みたいになってしまいましたが、別になにも映り込んではおりません。

この後、御殿場から高速にのり、帰宅。
休み明けからの仕事に備えます。
テネレ、今回もよく走ってくれました。

※走行動画は倍速です。
ってか重くてだめだなぁ、YouTube埋め込みにするか・・・