生まれた時から家に猫がいて、家族みたいなもんでした。
よく 猫好きだよね とか言われますが、
好きというか、家に帰ったら母親がいるのと同じように、猫がいて、まぁだから家族なわけです。
生まれる前から家にいた重鎮猫で、ついに管理人や姉になつくことはありませんでした。とても賢く、ドアとかは自分であけてましたねぇ。19歳で死にました。
こいつはたま。
管理人が小学生の時に護国寺でカラスにつつかれているのを助けてきたのです。あの時、連れて行った獣医さん、無償で手術をしてくれた。今会えるならお礼を言いたいけど、どこの獣医だったかもさっぱり覚えていない。たまは、猫白血病を発病して、短い命を幸せにまっとうした。
死んだたまを埋めに行った日、神社に捨て猫が。
白黒がじじ 白いのがサラ
獣医いわく、ふたりは姉妹。
じじは魔女の宅急便からとった名前。いつもビクビクしていてでかいネズミみたいな猫。
※ちなみに猫みたいなネズミは上野や銀座の路地、あるいは都内地下鉄などで見ることができます。
サラは大きくなるとだんだん色が濃くなって、ほとんどたぬきみたいになったため、途中でポン太に改名。
じじは19歳と11か月で猫生をまっとうし、逝きました。
そしてポン太は22歳という長寿にて、ついにこの世を去りました。
こんな猫、もう一生出会えない そう確信できるほどにかわいいやつでした。家族全員の胸に大きな穴が空き、それはなかなか埋まるものではありませんが、
妖怪猫又となってずっと心の中に生き続けています。