こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。
漠漠とした礫地帯を抜けた先、放棄された旧時代の廃駅にて目を覚まし、南西方向へと進んで、大砂丘地帯 Merzouga; メルズーガを目指します。
ここまでのルート
羊飼いのおっさんに朝食をもらって
何事もなくTendrara; タンドラーラ旧駅の傍らで朝を迎えられた。
向こうから羊飼いのおっさんがやってくる。
お互い最初ちょっと警戒するけど、そういう時は「異邦人」であるこっちから サラームァリィークゥム!!と手を挙げると、向こうもニコっと笑ってくれる。モロッコではいわゆるDarija; ダリージャというマグリブ方言が話されるけど、ベーシックな挨拶は中東で少し身に着けたアラビア語が通用する。
テントの撤収をしていると、一度去って行ったおっさんが再び戻ってきて、朝食を分けてくれた。
モロッコのチャイと、小麦を薄く伸ばして焼いた生地。何も買ってなかったから、すごく助かった。
今日も、この果てしない道を走っていく。
町と町の間はほとんど景色の変化はないけど、更に南下するにつれて 荒涼とした岩石地帯から赤砂の砂漠へと移ろっていく。
けっこう大きな街も通ったりして、
アルジェリアとの国境近くを南西方向へと進んでいく。
小さな川 Oued; ワド の周りには細々と木々が茂って、ヒツジやヤギが放牧される。
アラウィ朝ゆかりの地 巨大な緑の大蛇 Tafilalet; タフィラルトのオアシス
背後にハイアトラス山脈の麓が見える辺りからさらに南下すると、
道の東側に突如として巨大なオアシス地帯が姿を現す。まるで緑の大河が蛇行してるみたい。
Ziz; ジズ川のつくった深い渓谷に沿ってつづくこの緑が、モロッコ最大のオアシス Tafilalet; タフィラルト だ。
ナツメヤシ群の脇には、赤土の壁でできた村々が点在していて、オアシスとのコントラストはド迫力。あぁ、異国だ・・・ そんな稚拙な感想しか出てこない景色に圧倒される。
実は、このタフィラルトは現モロッコ王朝 アラウィ朝の発祥の地でもある。
古くからの交易ルートとして多くの富を築いていたこの地域は、前王朝の弱体化に際して1631年Moulay Ali Cherif; ムーレイ・シャリーフを指導者として擁立。タフィラルトの一地方勢力は北上をつづけ、約30年後にモロッコ全土を統一することになる。
ジズ渓谷の高台を走る道路から一気に標高をおとして、
サハラの玄関口として世界的にも有名な Merzouga; メルズーガへと向かう。
メルズーガは観光プロモーションもあって「サハラの玄関口」と形容されるけど、実際地理的には本当のサハラはもっとずっとずっと南からはじまる。
メルズーガは、特殊な条件が重なってたまたまここに形成された 孤立した大砂丘地帯、というだけなんだけど、まぁ政情不安定なマリやアルジェリアやリビア、アクセスが困難なモーリタニアなんかに行くことなく「人々のイメージする砂漠」が味わえる場所としてこの地位を築いたんだと思う。
Merzouga; メルズーガへ
最後の大きな街を去って、
Google map 上にも記載のない巨大なマリ風の建物を発見したりして、
日が落ちてきたころ、メルズーガに到着。
西日が砂丘の横っ面を赤く染めている。あぁ~異国、アゲイン。
Porte du Merzouga の前で。
ここではドミ宿をとったから、少しだけ観光客らしくメルズーガを満喫しよう!