こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。
アンダルシア地方南部の極度乾燥地帯での野営明け、更にいくつかのポイントを転々としながら 今ヨーロッパ・フェーズ最後の街 Armeria; アルメリアへと向かいます。
※この記事は2024年12月ごろの出来事を書いています。
ここまでのルート
Parque Natural Sierra de Baza; シエラ・デ・バザ国立公園を抜けて
今日も気持ちいい快晴。ひとっこひとりいないGorafe; ゴラフェ砂漠のどこかでクリスマスの朝を迎える。
温暖なアンダルシアとはいえ、夜は冷えた。パニア表面には氷が張ってる。標高が1,000m前後あるしまぁそりゃそうか。
とはいえ最高スペックのテントと寝袋のおかげで、特に寒さに悩むことなく眠れるのは野営旅においてめっちゃアドバンテージがでかい。
寝たのか寝られなかったのかよくわからんまま走ってると、必ず途中で注意力が落ちてくる。
The Badlans!! この景色。
KlimがADVジャケットのフラッグシップに命名するのもなんだか頷ける。
さて、寝袋とテントを乾かしたら撤収して出発。
Presa de Negratín; ネグラティン・ダムとその貯水池。
ダムを越えて南へ走っていくと、
ようやく人里が見えて来た。これはテンサイ(ビート)を原料とした製糖工場の跡か、あるいはレンガ工場の煙突か・・・
つい最近(2025年)をもって、アンダルシアでのテンサイ栽培と製糖産業はほぼ終焉を迎えたらしい。
この細長い独特な煙突も、数十年後には崩落して廃墟となってるかもしれない。
たくさんの風車や、
ちいさな村々の間を抜けて、
Sierra de los Filabres; シエラ・デ・ロス・フィラブレス山脈を北側から上っていく。
やがて道の頂上に到達、Alto de Velefique; ヴェレフィケの峠だ。標高は1,820m.
Alto de Velefique; ヴェレフィケ峠の美しいヘアピンカーブ
この道を通った旅人たちのステッカーで埋め尽くされた看板。
ヴェレフィケ峠のヘアピン道路は地元のバイカーやサイクリストに有名で、ブエルタ・ア・エスパーニャのコースにもなっている。
Alpe d’Andaluze; アンダルシアのアルプスの名をもつ バイカー必走の道なのだ。
峠頂上からの眺めをひとしきり楽しんだら、南側へ向かって峠を下る。
バイクのプレートと献花、ここで誰か散ったか。
「バイク=危険」のステレオタイプは、意外にも海外の方が強かったりする。それもそのはず、都市中心部を除けば交通ルールなんてあってないようなもんだ というようなクソドライバーの数は圧倒的に多い。
第3世界のそれほどではないけど、イタリアやスペインでもヒヤリハットは多かった。自分がどんなに注意深く走ってても ダメなときはダメだから まぁ運次第な部分は否めない。
フィラブレス山脈の南腹側には、リンゴやオリーブの畑が広がって、
標高が下がるにつれてサボテン栽培が一面に広がる場所なんかもある。
完全に峠を下ったあたりから、「ヨーロッパ大陸唯一の砂漠」といわれる Desierto de Tabernas; タルベナス砂漠がはじまる。
Tabernas Castle; タルベナス城と、タルベナスの街。スペインというより、少し中東的な雰囲気の広がる場所だった。
マカロニ・ウェスタン!
タルベナス砂漠といえば、イタリア製西部劇”マカロニ・ウェスタン”の撮影ロケ地として有名で 60~70年代をピークに300本近い収録が行われたらしい。今でもいくつかの映画村が当時のセットを残していて 訪問することができる。
クリスマスということもあって、目星をつけていたいくつかは閉園。かろうじて開いていた Western Leone という場所を見る事ができた。まさに「西部劇!!」な雰囲気と、突き抜けた青空のコントラストにテンションぶち上がり、管理者らしきおっさんにバイクを入れていいかと聞くと、全然いいよってなことで、テネレ×ヨーロピアンハリウッドの写真を撮る事ができた。
ガンマン同士の喧嘩がはじまるバーだなこりゃ。
収録された当時の映画ポスターたち。
どこも開いてないんじゃないか心配だったけど、結果ウェスタンの雰囲気を存分に楽しめて大満足だった。
Armeria; アルメリアへ
せっかくヨーロッパ唯一の砂漠に来たんだから、砂漠も走っとくか と、側道を見つけて下りていく。
途中から砂が深くなってきたし、もうかなり日が傾いてきたので 砂遊びはほどほどにして撤収。
タルベナスの砂漠地帯から南に30kmちょい、
ようやくスペイン最後の街、そして今フェーズヨーロッパ最後の都市 Armeria; アルメリアに到着した。
少しだけ休んだら、このジブラルタル海峡を渡って 初アフリカ モロッコへ向かう。
一体どんな場所なんだろうか、ワクワクするなぁ。
つづく