【Hellenic Republic episode 12】イピロスの主都 Ioannina; イオアニナへ

こんにちは、世界放浪2輪旅中の管理人です。

エブリタニアの深い渓谷の中、メグドヴァス川にかかる古い石橋の傍らで朝を迎え、
再びイプロス方面へ 主都 Ioannina; イオアニナに向かって行きます。

ここまでのルート

Evrytania の石橋で

無事朝を迎えられた。この辺も ピンドス山脈に生息するクマの南限あたりにかかるから、冬眠前の行動範囲が広くなる時期にこういうとこで野営するのはちょっと怖い。

昨日着いたときは暗くてよく見えなかった橋が青空の下で良く映える。
一体なんでこの橋に来ようと思ったのか、よく覚えていない。アルタの橋のように有名でもないし アクセスもかなり悪い。
今では橋として利用する人はおらず、ハイキングや登山者がたまたま立ち寄るくらいらしい。

コーヒー飲んで、

橋の架かる Megdovas; メグドヴァス川を散歩する。

石をひっくり返すと、カワゲラやカゲロウの幼虫がいる。
こいつらは指標昆虫で、この川の水がきれいなことが分かる。

さて、この石橋には 何か特定の名称があるわけではにようで 近くの村の名前から Viniani; ヴィニアニの橋と呼ばれている。
少し南側に新しい橋が建設されるまで、メグドヴァスの川を渡って東西を結ぶ唯一の橋だったんだとか。
橋がいつつくられたかは不明で、一番信ぴょう性がある説では17世紀の後半ということらしい。
西側の石面に張られたプレートによると、1994年に修復されている。

マジェスティックな雰囲気はないけど、こじんまりと形のいい橋は、石と石の間に苔生した風情のあるものだった。

さて、荷物をまとめて撤収、今日は北の Ioannina; イオアニナという街を目指す。

Ioanninaへ

再び、エブリタニアの豊かな自然の中をゆく。

途中、クレマスタに注ぐ北側の支流のひとつ Agrafiotis; アグラフィオティス川の石橋を見にやってきた。遠くに Manoris; マノリスの石橋が見える。1659年につくられた、300歳以上の橋だ。近くまで行ってみたかったけど、ここからだと深い藪を抜けて高い土手を下らないといけない。どこかに道があるのかもしれないけど、まぁ遠くから見れればいっか。

この橋のユニークなところは、夏と冬で水没と出現を繰り返すところだ。
1960年代のクレマスタダムの整備に伴って、放流前の冬季にはほぼ水面下に水没し、夏季 ダムの水が放流されて水位が下がると こうして橋の全貌をみることができる。水没による水圧や浸食の影響で 橋は崩落の危機に瀕していたらしいけど、地元の保護団体の進言で中央ギリシア県が動いて、今では補強工事が施工された。

そんなクレマスタ人工湖 アゲイン。

中央ギリシア県からイピロスへと跨いで、北へ北へと走る。

オリーブ。

給油。ガソスタの看板がギリシア感満載でかっこいい。

これはたぶん、Achelous; アケロス川の一部だったかなぁ・・・

Ioannina; イオアニナの街に着いたようだ。

ずっと野営つづきだったから宿をとりたかったけど、週末だったのか休日だったのか 安宿はみつからず、湖畔のキャンプ場にやってきた。

とりあえず、キャンパー用の充電ポッドを使ってあらゆる電子デバイスを充電。日が暮れる前にやってきた管理人にチェックインを伝える。

イオアニナの東に広がる Pamvotida Lake; パンヴォティーダ湖。

近くのマーケットで買い出し!

結局今日もテント泊だけど、まぁ食糧と給水があるだけでも万々歳だ。

つづく

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