【Republic of Turkey episode21】再び内陸へ、そして Salda Lake へ

どうもこんつくは、グレートエスケープ中の管理人です。

ここまでのルート

Amyntas の墓

今日も無事朝を迎えられた。周りの木が影をつくってくれて 朝の暑さがちょっと楽。

撤収 そして出発。ひたすらそれの繰り返し。

カヤキョイ周辺の田舎道を抜けて、

いい感じの水場で水分補給して、

再び Fethiye; フェティヘの港町へとやってきた。この辺の海岸都市は、街に入る前の道路から 街を一望できるのが定番だ。

ここにも海に面した円形劇場がある。

停留している船も、帆船が多くて雰囲気がいい。

古代劇場に行ってみようと、港まで下りて来たけど・・・

劇場は放置感強めで、ゲートは閉まっていて中にはいれず、そのゲートの前では何組かのホームレスが簡易テントを張っていた。

フェティヘの街はそれなりに規模があって、散策したら面白そうではあるけど まずやってきたのは街の南端にある Amyntas Tombs; アミンタスの墓。

山腹の岩壁に彫られた独特のモニュメントで、マイラの遺跡で紹介したものと同様古代リュキアの岩窟墓を代表する遺構だ。

ポルチコ部分の列柱や、寺社でいえば破風のような凝った装飾がおもしろい。

岩窟墓のある山腹に上ると フェティヘの町が北側に一望される。

一番高い場所にある、このお墓が アミンタスの岩窟墓群の中で最もマジェスティック。

ずっしりと重厚な2本の柱を携えたファサードと、その奥に 扉の彫刻でデコレートされた墓室への入口。

ひんやりした空気とともに、存外に広い墓室内部。

当時 Telmassos; テルメッソス という名だったリュキアの都市国家で、ペルシャ期の紀元前350年頃につくられた。
2,300年以上 この山腹の斜面から 数多の歴史の変遷をずっと眺めてきたんでしょう。

Salda Lake へ

一度地中海を離れて、また内陸部へと入って行く。

テケ半島北西部の山岳道路。フェティヘのあるムーラ県からブルドゥル県へと入って行く。

トルコでたまに見かける、簡易テントの集落。
なんらかの難民集落なのか、元々こんな感じで暮らしてる人達なのか。

またコウノトリ。
コウノトリって、見るだけで幸せな気持ちになるのは まぁ伝承のせいか。

こういう田舎道が、一番穏やかな気持ちで走れるよね。

Dog Inspection をクリアして、

ハイウェイへと抜けていく。

右手に見えて来た Salda Lake.

とりあえず、湖のすぐ近くにある Salda の街にやってきた。

激渋の瓦屋根や

激渋の古いルノー。トルコには古いルノーが沢山走ってる。

Salda の街の入口まで戻って、早めに夕飯を食べることにした。
チキンのグリルは、どの国でも超安定のうまさ。トマト&キュウリも最高 塩かけまくって食べるのが👍

腹ごしらえした後、またハイウェイに戻って どこか野営できそうな湖畔を捜索開始。

ほどなくして、最高寄りの最高な場所を発見。サルダ湖を囲む黒松の木々の隙間にテントを設営する。

サルダ湖は 面積もあまり大きくなく、そんなに有名な湖ではないけれど 推進が196m と深く、湖水は強アルカリ性の水をたたえる火口湖。なにより、その塩基性湖水や特異な環境が相まって 現生ストロマトライトが生息する数少ない場所でもあるのだ。

まぁその辺はまた明日、湖に入っていろいろ見てみることにしよう。今日はもう疲れたから、ただぼけぇっと湖を眺めて暗くなるのを待つ。

 

湖を囲む山稜線の向こう側に日が落ちていく。

サルダ湖の湖面海抜は 1,140m で、夜は涼しくなってくれた。
周りからは時たま聞いたこともないような鳥の鳴き声が聞こえてくる。

つづく

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