【Russian Federation episode 3】フロントフェンダーの修理、再び・・・

こんんいちは、グレートエスケープ中の管理人です。

かなり長いこと更新が滞ってしまいました。一部の方には心配をおかけしたようで、申し訳ないと共に、本ブログでぼくの安否を気遣ってくれる方がいることに感謝いたします。
年末~年始にかけて、実にいろいろな事が起こり すっかりブログを更新するモチベーションを失っていました。

再び破損したフロントフェンダー

カザフスタンのアルマティで修理してもらったフロントフェンダー、かなりしっかり付けてもらったのでもうこれで大丈夫と思ってたのに・・・・
ロシアへの越境時に走った未舗装路での振動の影響か、固定しているネジそのものが折れてしまい再び脱落。
どうやらあの時ネジそのものを新調したのではなく、イラクで取り付けたネジを再利用していたようだ。

謎のバイク屋を発見

ボルゴグラードの街で泊まっていたドミトリーでたまたま同室だったロシア人ライダーに、どこかフロントフェンダーを取り付けてくれそうなバイク屋はないかと聞くと、色々と調べてくれて 最終的にここがいいんじゃないか というバイク屋の位置情報を共有してくれた。

まじでこんなとこにバイク屋なんかあるんか・・・?
という廃屋街のような場所の路地を入っていくと、奥の方にそれらしきが見えた。

例のごとくテネレを中にいれてもらって、とりま状態をみてもって ちょうどよいフェンダーがあるか見繕ってもらう。

店の中は思っていたより全然広くて、奥まで広がっているし、設備もかなりしっかりしてる。手前に見えてるのはRoadstar のチョッパースタイルのようだ。日本でも珍しい。
廃屋街とかいって悪かった。

どの国でも人気の Honda Shadow.

雑然とした雰囲気と薄暗い照明のなかに、内燃機関独特の匂いが立ち込めている。
全ての機械好きの男には、このVibesが言葉なしで伝わるに違いない。

いろいろひん剝かれたまましばらく経ってそうなGold Wing.
そしてCastrol のランプが怪しく光る。

900RR の Fireblade. いやー なんだか久しぶりにヨンダボに乗りたくなっちゃうねぇ~。
本来的には4気筒がすきなんよねぇ~。

フロントフェンダー装着

さて、肝心のフェンダーはどうやら店内にちょうどよい在庫がなかったようで、わざわざ店主が近くのショップだか倉庫だかに出かけて買ってきてくれた。

アンダーブリッジの中で折れ込んでしまったネジを除去。

フェンダー側も色々と加工を加えて固定ボルトも新調してくれた。
色があれだけど、意外と合ってるかも、いや そう思いたいだけか。

店の前の Ural たち

店の前には、サイドカーのウラルが2台放置されてた。
日本にはウラルマニアがけっこういるみたいだけど、その人たちが見たらどんなもんか分かるんだろうな。

水色の方は1991年製、茶色の方は1970年製のようだ。

ウラルのエンジンは元々BMWの水平対向2気筒の模倣にはじまっていて、何十年もその基本設計に変化がない。
日本でもウラルジャパンが代理店として今でもこの独特のサイドカーを買うことができて、2024年モデルもラインナップされてるけど、写真を見る限りインジェクションのようにみえる・・・・どうなんだろ。

時代と共にロゴも変化していったらしい。

スペアタイヤのセンターキャップにはウラルのブランドマーク。

Made in USSR(=Union of Soviet Socialist Republics).

車体幅からシリンダーヘッドが飛び出して、そこからエギゾーストかにょきっと後方へ伸び出すBMWやMotoGuzzi の雰囲気はこの種のバイクじゃないと味わえない。

ってなわけで、無事にフロントフェンダーを追加できた&生存報告でした。

つづく

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