こんにちは、バイク放浪2輪旅中の管理人です。
Castelló de la Planaの街で世話になったMiguelに別れを告げて、イベリア半島の南海岸を南下。
Valencia; ヴァレンシアの街に寄り道をして Ruben の待つMurcia; ムルシアへと向かいます。
※この記事は2024年12月の出来事を書いています。
ここまでのルート
Castelló de la Planaの海岸にて
朝、Miguel は廃品回収の仕事で早く出勤しなきゃならないので 一緒に工場へ出向いて日が出るまで待機。
しばらくして、Miguelに礼を言って出発。まずはせっかくだから海岸にやってきた。
コルニッシュに建つこじんまりした灯台 Faro del muelle de costa. 1922年から海を照らしていたけど、1971年に運用停止、2000年代に入ってから元々あった防波堤の先端からここに移されたらしい。
朝日に照らされた、穏やかな朝の海。
València; ヴァレンシアの街へ
そのまままた南西に走っていくと、
これがヴァレンシアオレンジか! というオレンジ畑がつづいて、
ほどなくして València; ヴァレンシアの街に到着した。テネレを停めて、
旧市街中心部に向かって歩いていくと、カテドラルすぐ近くの広場にでる。
歴史地区のブロンズ像。
右にReal Basílica de Nuestra Señora de los Desamparados; デサンパラードス聖母大聖堂 、左に Valencia Cathedral; ヴァレンシア大聖堂の塔がみえて、聖堂とカテドラルは渡り廊下で繋がってるのが分かる。
聖堂内部。外側の質実な印象に反して、スペイン・バロック様式で装飾された絢爛な空間だった。
主祭壇と
楕円ドーム下面に描かれた 1701年 宮廷画家 Antonio Palomino; アントニオ・パロニモ作のフレスコ画。天井が吹き抜けで 天使たちの上る天につづいていくような技法で描かれてる。
Placa de la verge; 聖母広場南側から。
カテドラル西脇の路地を通って、
南側のファサードへ。ファサードよりも巨大な鐘楼 El Micalet; ミゲレテの塔が目を惹く。
大聖堂は13世紀から500年もの歳月をかけてつくられていったから、様々な時代の様々な様式が混在してる。
南のファサードは18世紀にイタリアバロックを模して追加された豪華なメイン玄関。
ファサード前の鉄の柵から 通称 Puerta de los Hierros; 鉄の門。
入場料がかかるから、今回もパス。
カテドラルの北西にあたる部分にある門が Puerta de los Apóstoles; 使徒の門で つくられたのは14世紀。
精巧な12使徒の彫刻が彫られている。
カテドラルの北東側にある Puerta de la Almoina; アルモニアの門 またの名をPuerta del Palau; パラウの門が、最も古い部分にあたる13世紀につくられたロマネスク様式の重厚な門。上部にはヴァレンシア入植に貢献した7組の夫婦の顔が彫られている。
カテドラル前の Plaza de la Reina; 王妃広場にあった杖専門店。
杖は全然必要ない健脚なんだけど、なんか杖って欲しくなるよね?なるよね?
路地を抜けて南西側へと歩いていく。
ヴァレンシア王国がアラゴン連合王国の一部として最盛を極めるのが14~15世紀にかけて。
そんな最盛期の前後に建てられた 要塞のような見た目の絹織物の取引所 La Lonja de la Seda; ラ・ロンハ。
頂上に悲しい逸話をもつスズメの風見鶏が輝く Iglesia de los Santos Juanes
そのまま通りを歩いていくと、
Central Market of Valencia; ヴァレンシア中央市場 が姿をあらわす。
とても食料品の市場とは思えないような美しい建物で 1928年完成のバレンシア・モダニズムの傑作。食の大聖堂という異名もあるらしい。
8,000m²の広さに 1,200もの店舗がひしめきあう ヨーロッパでも最大規模の生鮮食品屋内マーケット!
ウニ・エビ・カキ・・・と日本人なら皆大好きな魚介
フルーツ、野菜・・・
肉、肉、チーズ・・・
他にもピクルス、オリーブ、お菓子、パスタ類、ジャムにビール・・・
とても見きれいあらゆる種類の食料品が並ぶ。バレンシアを訪れる機会があったら、是非訪れて お土産を物色するのもいいかもしれない。まぁ管理人は見るだけなんだけど。
アール・ヌーヴォらしい鉄骨を大胆にアピールした骨組みと、壁に設置された大きな窓、
美しいステンドグラスが並ぶ中央ドームからは自然光が採光されて市場を照らす。
屋内市場としては完全にオーバースペックだなぁと思ってしまう建物だった。
市場の一画には、こんなジオラマも展示されてた。これは、クリスマスシーズンになるとスペインで飾られる Belén; ベレン というもので、基本的にはイタリアで見たプレゼーペと同様 イエス生誕にまつわる当時のシーンを精巧なミニチュアで再現したモデルだ。
それにしても、手編みの籠の質感から、吊るされたとうもろこし 焼きたてのパンに至るまで、本当に凝ってる・・・
市場を出ると、日用金物の雑貨店があった。
革製の水筒や、無骨な鉄製のゴトクに鉄板、、、こういうローカルな地産品をみつけるのも楽しい。
スペイン警察には、われらがスズキ Vストロームが採用されておりました。
また路地を巡って、バイクの元に戻る。
ヴァレンシアも、ローマ期から西ゴート、イスラム、そしてスペインと 歴史とともに多くの層を重ねて来た街。
まだまだ深く見るところはたくさんあると思うけど、今日は ボローニャのLuca が紹介してくれた Ruben が待つ Murcia; ムルシアの街まで向かう。それに、シェンゲンがもう本当に残りわずかだ・・・
歴史地区 東部の Puerta del Mar.
少し南西に走って、 Estación del Norte; 北駅 とそのすぐ隣のPlaza de Toros de Valencia; ヴァレンシア闘牛場.
闘牛場の外壁には歴代のマタドールたちの写真。余裕があったら日程調整して闘牛を見学したりしてみるのもいいなと思ったけど、今回はそんな余裕はないな。
旧市街西側にやってくると、ヴァレンシア2大城門のひとつ Torres de Quart; クアルトの塔が今でも鎮座している。1460年完成の後期ゴシック様式で、1808年ナポレオン軍によるスペイン侵攻の際の激しい砲撃の痕が無数に残っている。
そのまま今度は北側に来ると 大迫力で構える Torres de Serranos; セラーノスの塔.
1398年に完成した こちらもゴシック様式の門で、かつては中世ヴァレンシアを囲う城壁の正門だったらしい。
城門の巨大な扉。
セラーノスの塔の内側と、
旧市街北端。
セラーノスの塔から更に北側にかかる大きな橋を渡ると、
Túria; トゥリア公園がその下に延々とつづいている。まるで川みたいだなぁと思ったら、この公園はかつて本当に川だったらしい。
1957年に起きた大洪水をきっかけに政府は川を南側に迂回させる大規模工事を実施して、結果干上がった川床を公園に改修したんだと。
とまぁダメ押しでヴァレンシア周辺ランドマークを巡った後、Murcia; ムルシアを目指して南南西へ出発。
イベリア半島はでかいから 地図だとすぐに見えるけど 意外と距離がある。下道だと4時間以上かかるみたいだから・・・
普段は極力使わないハイウェイで200kmちょい、すっかり暗くなる頃 無事街に到着するのであった。
つづく