【焚火のすすめ】その場にあるもので火を起こす

こんにちは、世界放浪2輪旅を目指す管理人です。

バイクでキャンプツーリングをする際、整備されたキャンプ場であれば薪などが売っていて長時間の焚火を楽しむことができます。
しかし、やむなく山の中などで野営をする際はそういうわけにはいきませんね。
そんな時にその場にあるもので火をおこし、臨時の焚火を楽しむのもキャンツーの楽しみのひとつです。

集めるもの

まず大前提として、前日に雨が降ったりしていたらその場にあるものに火をつけるのはほぼ不可能でしょう。例えば薪は、乾燥に何か月~数年と時間を費やしているものもあるほどです。火を維持するために「乾燥」がいかに大事かが分かります。
なので、条件は前日から晴れた日、とにかく地面に落ちてるものの中で乾燥してるものを選んで拾い集めましょう。

今回は

乾燥した小枝
枯れたマツの葉
乾燥した蔓のようなもの
枯れ葉

などを集めてみました。まつぼっくりもあったらいいですね!

ファイヤースタートの道具

その場にあるものだけ とは題しましたが、

↑こんなことはさすがにやってられないので、、、、
ファイヤースターターは使わせてください。

今回使う道具は左から、ファイヤースターターと、小さいフォルディングナイフ。そして火口を加工するためのナイフ です。
小さいフォルディングナイフはファイヤースターターで火花を飛ばすためのものなので、刃は切れないものの方がいいです。
コフランのファイヤースターターは本体部分がマグネシウムでできており、これを削り落とすことで火口の補助にもなります。

もうひとつあるとよいのが、いわゆる火吹き棒。火が安定した後、火を大きくしたりするのに有用ですが、どっちかというと薪での焚火の時のほうが活躍するかもしれません。

小学校の先生が持っていた棒のように、伸びます。

マウスピース部分にはファイヤースターターが内蔵されています。ストライカーも付属していますが、強い力で緩むので使えません→外してしまったほうがよいでしょう。ぼくは上のコフランのファイヤースターターをメインに、こちらは予備でといった感じにしています。

コフランのファイヤースターターも、このVARGOに付属しているファイヤースターターもそうですが、
サイズが小さいとがっつりストライクしづらいんですね。
なので付属のフェロセリウムロッドも外して、完全にシンプルな伸縮棒として持ち歩いています。

それなりに使っていくと、こんな感じで真っ黒になってきますが、今のところ使用に問題はなさそうです。

火をおこす

焚火をおこすための手順は大きく3つに分けて考えます。

①まず点火をすること
②そしてその火をすぐさま小さな枝などに移して維持すること
③少し大きめの枝へ火を移し安定させること

この中で③に関してはとにかく乾燥した小枝を集めておけばOKです。乾燥の程度は腕で曲げてパキっっと折れるかどうかで判断しています。水分が残っている枝は、しなって簡単には折れません。
そして②に関しては一気に火を大きくしてくれるマツ科の枯れ葉が大活躍します。そのようなものがないときは、けっこう②のステップに難儀することがあります。
①は乾燥した蔓のようなものがあれば、それを小さなナイフでほぐして細ーくしておきます。
➡麻紐を持っていけば、それを細かくほぐして火口として使えます:【麻糸を火口に利用する】

撮影日は空気が乾燥していたので、山火事をおそれて焚火台を使っていますが、直火でも地面を掘る、石で囲うなどの対応で火床をつくれば同じです。
とりあえず枯れ葉や乾燥した蔓、枯れたマツ科の葉などを最初のスターターとします。

あとは点火した後すぐに燃え移るよう小枝などをまわりに置いておきます。見た感じ鳥の巣みたいにしておきます。たまに鳥の巣を火口にするといい、みたいの見かけますが、鳥の巣なんてそう簡単に見つかるかぃ

そしたら、上にコフランのマグネシウムを削り落としておきます。

勢いよくストライキングして、火花を飛ばします。なるべく、最初に点火してほしい火口やマグネシウムの粉末を狙いましょう。

実は、うまく火が付いたのですが、動画を撮り忘れていて・・・・
その後なかなか点かなかったので麻紐をほぐしたやつ使っちゃってますが、、、
おおむねこんな感じで最初の火がつきます。
点火したらすぐさまマツの枯れ葉に火を移し、大きな火があがったところに小枝をくべて火を安定させる。といった順序です。

ある程度火が安定したら、少し大きめの枝にしていくと燃焼時間も伸びます。

火を大きくしたければ、枝を多めにくべて 火吹き棒で空気を送ってやればいい感じに火が大きくなります。
※この状態で吸い込んだら救急車呼ぶことになるかも

火をつかう

現実的な話、キャンプ時の料理はバーナーがあるのでそっち使えばいいわけで、こうやってわざわざ火をおこすのは、まじの燃料切れか 暖をとりたい時。

でもまぁせっかくだからウィンナーとか焼いてみてもいいでしょう。
実は、網とかなくても四隅に置いておくだけですごい熱量なので、きれいに焼けます。

調子にのってパンとか焼いたら焦げます。でもカリカリになります。

まとめ

ふらっと入った山の中、その場にあるものをかき集めて火をおこすと、なんともいえない充実感があります。あと、野営感がひとしおですね。
そもそもふらっと入った山の中で勝手に火をおこしていいのかは慎重に判断すべきですが、後片付けなどきれいに行いましょう 😯

直火が怖い場合は焚火台があると便利ですね。
今回使用している焚火台は
Wolf & Glizzly の ファイヤーセーフ
非常にコンパクトになるのでバックパッカーやキャンツー向きです。
金額は中堅どこといった感じですが、剛性も高く、構造がシンプルで撤収も非常に楽。焚火台が数多くラインナップされていて、なにがいいのか迷いますが、とてもおすすめです。